ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【昭和63年の今頃の話32】アメ横とビアガーデン【ハマちゃん散歩2】

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※ここは常に30年前の話をするカテゴリイです

 

30年前の今頃、夏期講習で上京した僕は、そこで仲良くなった同い年の『江戸っ子ハマちゃん』にお願いして、かねてより行きたかった東京の様々な場所に連れて行ってもらいました。その話の続きです。

 

 

 

アメ横

 

「ハマちゃん!アメ横に連れて行ってよ」
「おお!アメ横なら庭みたいなもんだ」
「ありがとう!」
「で、何が欲しいんだい?」
「金のブレスレッドだよ!」
「ち!今さらキンブレかよ!しようがねえなあ」

 

そんなわけで初のアメ横です。とは言え、年末にテレビで年の瀬の買い出しの中継を福島でずっと視ていましたので、初めてなのに既視感アリアリでした。正にテレビの中の光景が現実にってやつですね。

そして事前に情報は知っていたとはいえ、売っているものの値段が安い事にもあらためて驚きました。当時はバブル期。激安の時代はこのしばらく後ですから(当然、『価格.COM』なんてものはあるわけない)、安さを求める人の波は物凄いものがありました。

 

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「アクセサリー屋なんてそこら中にあるだろ?」
「そうなんだけど名前を彫ってくれる店はないかなあ?」
「つのっちよ、まさか好きな女の名前とかじゃねえよな?」
「そうだけど・・・変かな?」
「悪い事は言わないぜ。そりゃあダサすぎるってもんだよ」
「じゃあ自分の名前にするから」
「・・・ち、しようがねえなあ」

 

するとハマちゃんはその辺のアクセサリー屋に『名前を彫ってくれる店』の場所を聞き始めたのです。僕はびっくりするとともに感心しました。

 

『なるほどなあ〜 恥ずかしがらず堂々と道を聞けるのが江戸っ子なんだねえ。僕みたいな田舎者はそれがばれるのが怖くて何も聞けないんだよな』

 

さらにハマちゃんは店に付くと定員のお兄さん(ハードロック系)相手の値切りを始めたのです。

 

「上京したこいつの東京案内してやってんのよ。だからちっとだけ俺の顔を立ててくれないかなあ」

「参ったね、じゃあ刻印代はタダでいいよ」

 

僕は人生で初めて値切りというものを目撃して衝撃を受けました。そしてハマちゃんの大人感は半端ないなと改めて思ったのでした。

 

ビアガーデン

 

「ハマちゃん!ビアガーデンに連れて行って!」
「うーん、ビアガーデンは高いんだよなあ・・・」
「ずっとずっと昔からの憧れの場所なんだよう」
「ち、しようがねえなあ」

 

当時の僕はビアガーデンというものに畏敬の念を抱いていたのです。80年代の大人のドラマ(要は金妻だな)はビールメーカーがスポンサーだっただけに、やたらとビアガーデン&ビアホールのシーンが多かったのです。

 

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そんなわけで『新宿ルミネ屋上のビアガーデン』に集合。ハマちゃんはワダくんはじめ、僕が気に入っていた女の子やデッサンの上手い先輩など、実に素晴しい人選をしてくれました。正にパーティーコーディネーターです。

 

夕暮れに存在感を増していく高層ビル群をバックに乾杯。その光景は当時の僕にとって本当に感動的なものであり、僕は改めて「俺は福島を出てこの街でやっていくんだ」という気持ちを強くしたのです。

 

「ハマちゃんありがとう!」
「良いってことよ」
「それにこんなに大勢あつめてくれるなんて・・・」
「まあ、そもそもこれは俺とお前さんの歓迎会だからな」
「へ?どういうこと」
「俺もよそ者なんだよ。普段は別の予備校に行ってるよ」

 

ハマちゃんはほんとに恐るべしでした。
元気にやってるかい?

 

 

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