ころまろ☆昭和45年男

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

チョコバー、ジョイタイム【1988年の今頃の話その36】昼ごはん問題

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※ここは常に30年前の話をするカテゴリイです

30年前の今頃、夏期講習参加のために上京する事になった僕を悩ませていたのは「昼食問題」でした。要は「夏期講習で昼御飯はどうするのだろう?」という事ですね。まあ当たり前の話なんですが、予備校がわざわざ昼食の事なんか指図していないわけです。はい。

 

 

 

チョコバーブーム

 

1988年の密かなブームとして「チョコバーブーム」というものがありました。定番のスニッカーズやミルキーウェイだけでなく、各メーカーは競うように新商品を発表していたのですね。把握が追いつかないほどに。

 


アーモンドビッグバー

 

さらに当時は「24時間働けますか?」のバブル絶頂期でしたので、マニュアルくん御用達のホットドックプレスなどでは

 

『今、都会の若者の昼食はチョコバーで済ますのが主流』

 

なんてステマ&デマ記事が書かれていたわけです。

しかしながら田舎にいた僕は、当然のことながらそれを真に受けてしまいました。それで絵を習いに行っていた画家の家でデッサンをしながら『都市生活者』の気分でチョコバーをかじっていたという話なんですな。はい。

 

その中でも特に好きだったのは、明治製菓が出していた「BODY」というチョコバーでした。これはあんまりしつこくなくて食べやすかったのです。そんなわけで僕は上京後、夏期講習の初めの頃、お昼休みには壁にもたれつつ「BODY」を食べていたのです・・・

 


明〇チョコバー「BODY」CM /Barbee Boys

 

・・・が、まあ、皆様お判りのように当然そんな奴は僕しかいないわけですね。

 

みんなそれぞれ裏庭で御弁当を食べたり、カップラーメンをすすったり、さらには近場のお店で食事をとっていたのでありました。そんな中で僕は完全に昼食というものを見失ってしまったわけです。

 

そうこうしているうちに、遂に「ワダくん」がチョコバーをかじっている僕のところに来てしまいました。

 

「ツノダ君はいつもチョコバーを食べているよね(微笑)」

 

僕はその言葉を聞いて

 

『やっぱりだよ。またホットドックプレスに騙されたよ』

 

と内心思っておりましたが・・・ここは正直に

「昼御飯ってどうすればいいのかな?」

と、ワダくんに泣きついてしまいました。するとワダくんは

「じゃあ明日一緒に昼ご飯を食べに行こうよ」

と、菩薩様のような優しい笑顔で言ってくれたのでありました。

 

ジョイタイム

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翌日ワダくんは代々木駅前の雑居ビル地下にある「ジョイタイム」というファミレスに連れて行ってくれました。この店はバブル期でありながら「カレーライス&ドリア&スパゲッティ全品 290円均一」という素晴らしい店だったのです。

 

『渋谷を中心に若者向けに展開している低価格のレストランチェーン』

 

というコンセプトも実に都会的でありまして、地方出身者にとっては申し分なしでした。僕はそこで微笑を浮かべるワダくんに対し

 

『どれだけ自分が”ロダンが作ったカミーユクローデル”が好きなのか?』

 

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とか

 

『福島県立美術館にあるアンドリューワイエスの作品の素晴しさ』

 

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などを一生懸命、そしてなまりが出ないように、熱く熱く語っていたのでありました。それは、これまでずっと、心の中にためていたものを吐き出すかのように。

 

 

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