ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【昭和63年の今頃の話41】ソウル五輪2【ボイコットとバヌアツの鮫】

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※ここは常に30年前の話をするカテゴリイです

 

思い出深いソウル五輪話のその2ですね。

 

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まだまだ冷戦中

 

ソウル五輪が行われた80年代末とは、冷戦(当時は世界が二つに分かれていたのです)の末期でありまして、まだまだ西側諸国と東側諸国がいがみ合っていたのでした。

そんな中、東側の雄であるソビエトが1980年にモスクワオリンピックを開催しました。それに対してアメリカとその仲間たちが、色々政治的な理由をつけて五輪の参加をボイコットしたのです。日本も渋々それに追随しました。そしてその次の1984年に、アメリカがロサンゼルスでオリンピックを開催した際には、今度は逆にソ連とその仲間たちがボイコットしたのですな。

これぞまさにスポーツが政治に翻弄される世界。さすがに批判の声が沸き上がり、さらには東西融和という空気の中で、世界中が「五輪のボイコットはやめよう」という動きになっていきました。そんなわけでソウル五輪は12年ぶりに東西が揃う世界一決定戦になったのですね。

 


1988年1月15日、金賢姫記者会見より

 

しかしそれを面白くないと思う国がありました。そうです。北朝鮮ですね。北朝鮮はスパイを使って大韓航空機爆破というテロ行為を行います(これは本当に悪質なテロだった)。当然ソウル五輪妨害のためです。そしてそののち北朝鮮人の犯人が逮捕されて北朝鮮の関与を認めますと、北朝鮮は「濡れ衣だ!」と逆切れします。そして五輪の不参加を待ってましたとばかりに表明したのです。

 

キューバの涙

 

北朝鮮の不参加の煽りを受けたのが北朝鮮の友好国のキューバでした。キューバは北朝鮮に足並みを揃えるようにソウル五輪の不参加を表明します。そしてキューバの不参加が発表された丁度その時、キューバのバレーボールの女子チーム(五輪優勝候補)が日本で大会に参加していたのです。不参加の報を聞いた彼女たちは大粒の涙を流して悔しがりました。

 

僕はそれを見てモスクワのボイコットの際の山下や高田や瀬古を思い出しまして「人の悲しみに西も東も関係ないよな」と心に強く思ったものでした。

 


レスリング 高田裕司 モスクワ五輪ボイコット涙の抗議

 

 

ピンポン外交

 

当時の日本の卓球協会は「五輪に向けて韓国と北朝鮮を仲良くさせよう」という独自の活動を行っておりました。それはピンポン外交と呼ばれて、ささやかながらも少なからぬ影響力を持っておりました。

 

そんな中、日本での大会参加のために来日した韓国選手と北朝鮮の選手を、卓球協会は懇親のために一緒の食事会に参加させたのです。双方まんざらでもない雰囲気の中、さあ乾杯というところで「事前に話が通っていない集会は認められない」と日本政府から横やりが入ったのです。

 

それで食事会はその場で中止になりました。韓国選手団も北朝鮮選手団もカンカンだったそうですが・・・まあ無理もない話ですよね。僕はそれを見て「韓国と北朝鮮が仲良くなったら困る人が日本にもいるんだろうな」と思ったものでした。

 

バヌアツの鮫

 

話は全く変わりまして・・・

ビートたけしならぬ北野武大先生監督は、ごく稀に「そんなの所詮“バヌアツの鮫”みたいなもんだろ」と言ったりするのですが・・・たぶんその意味がわかる人というのは、この広い地球の上にもあまりいないことでしょうね。

 

www.nicovideo.jp

 

そんなわけで回答がこの動画です。ソウル五輪のボクシング競技にバヌアツ代表として参加したジェームズ選手。バヌアツでは10年界無敗の英雄で通称「バヌアツの鮫」です。彼は不幸な友のために金メダルを誓うのですが・・・結果がご覧の通りです。

 

うーん、このレヴェルの人が「レノックス・ルイス」とか「リディック・ボウ」が参加していた大会に出たとは危なすぎるぞという話ですな。

うん。少なくとも「東京の夏期講習に参加した田舎者の高校生」は「バヌアツの鮫」じゃなかったぞと。たぶん。

 

ちなみにバヌアツ。

エロマンガ島でも有名ですね。

 

 

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