コロマリズム 売れない彫刻家のサブカル自慢話

売れない彫刻家のコロマロです。この雑記系ブログで、芸能ネタやダイエットやバブル期の自慢話を語りながら、彫刻しつつ、皆さんのお越しをお待ちしております。ちなみにアルバルク東京のファンであったりします。

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【美大受験 意外な仲間】1989年の今頃の話 その5  

※ここは常に30年前の話をするスレッドです。

 

30年前の平成元年を超長文で振り返る個人企画。
今日は「思わぬ仲間」の話です。

 

1989年に入ると高3だった僕は、すっかり受験シーズンに本格突入です。要はセンター試験を受けたり志望校の願書などを取り寄せたり、さらには宿泊先の手配をするような時期ですね。僕だけでなく、クラスでは受験旅行に旅立つ人も多くなってきました。 はい。

 

僕が受ける学校は東京芸大武蔵野美大

 

芸大は説明不要として…一校に絞ろうと思っていた私大をムサビにしたのは理由がありまして、一つは一番有名だったというか…名前も場所も、田舎の僕にも理解の範疇にあった美大だったのです。当時の俺は「基本山手線。応用中央線」という感じでしたので、地方在住者にとっては、意外にこういう部分が大きかったりしたのですね。あとはあんまり言いたくないですが、当時は村上龍の影響もちょっとはあったかなと記憶しております…

 

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それともう一つ、夏期講習の際に「来年のムサビの試験は課題がガラリと変わるらしい」という噂を聞きつけたのですね。それが理由というか…いわゆる美術予備校が無い地方都市の人間にとっては、そういう状況そのものがフェアであるというか、ハンデがあまり無い気がしたのです。 はい。

 

そんなふうに自信満々に悶々としていた時期のある日。
登校日に高校に行くと、隣のクラスのさほど親しくない奴が、僕のところに来て急に話し掛けてきたのです。

 

奴 「角田はムサビ受けるんでしょ?」
僕 「ああ、受けるけど それがどーかしたか?」
奴 「実は俺も受けるんだよ」
僕 「・・・・・・・・・・・・・」
奴 「デザイン科なんだけどさ」
僕 「ええーっ! それ本当の話かよ!!」
奴 「そりゃ驚くよな」
僕 「おっ、お前!絵の勉強なんてしてたか?」
奴 「いやしてないよ。今回は記念受験ってことで」
僕 「記念受験って…おいおいおい…」
奴 「お前を見てたら美大って楽しそうでさ」
僕 「いやいやそんなに甘くない、甘くないんだよ…」
奴 「わかってるよ。だから今回はためしの受験だよ」
僕 「つーか、もっと早く相談してくれれば…」

 

僕の通っていた「美術のない高校」において、まさか自分以外に美大を受ける人間がいるなんて、全く頭になかったわけです。ほんとにねえ、もうちょっと早く教えてくれればという感じなのですが…まあ今さらそれは仕方ないと。そんなわけで、せっかくならばと早速打ち合わせをした僕たちでありました。

 

美大受験は当然ながら未知の世界。受験が重なるならば一緒に行動したほうが心強いし、ホテル代などの経費も安く済みそうだったのですが…残念ながら奴の受けるデザイン科と僕の受ける彫刻科の試験日程は、ものの見事にすれ違いということが解ったのでありました。仕方がないので新宿(アルタ前)で待ち合わせして、先行受験する奴の感想と情報を聞くことにしたのでした。

 


笑っていいとも!のスタジオアルタ前と新宿駅東口 昔と今 同アングル比較

 

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