ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【天安門事件】令和元年に語る平成元年の今頃の話7

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※ここは常に30年前の話をするスレッドです

 

 

イカ天視聴中に天安門事件勃発

 

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30年前の今日の今頃、僕は新宿の廃墟のような4畳半のアパートの中、独りで『三宅裕司のいかすバンド天国』を観ておりました。そう、あの日は土曜日だったのです。

バブル期を象徴するようなそんなバカ騒ぎ番組の最中、突然画面が切り替わり臨時ニュースが流れました。それはのちに天安門事件と呼ばれることになる『中国共産党による民衆弾圧』を伝えるものだったのです。

 

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80年代後半、ソビエトのゴルバチョフ書記長による「ペレストロイカ&グラスノスチ」の波は、それはそのまま社会主義各国の民主化の波へと直結していきました。

僕は当時東欧オタクでしたので、民主化の止められない胎動というものは、かなり早い時期から「これはもう引き返しのない一方通行的なものだろうな」と感じておりました。

この1989年の6月の時点では『ベルリンの壁』も『ホーネッカー』も『チャウシェスク』も健在だったのですが、それでも僕は

『武力弾圧という極端な行動は、民衆の動きを一時的には止められるだろうが、最終的には中国の民主化は達成されるだろうな』

と感じていたのです・・・が・・・

 

僕のその考えは、結果的に大間違いだった事を、この30年という歴史が証明してしまっていますね。うん。

 

『北京的西瓜』1989

 

 

ベンガル主演で大林宣彦が監督した映画です。内容は

 

『中国人留学生の世話にハマった野菜屋のオジサンが、世話にハマりすぎて大変なことになってしまうが、中国人からは「日本のおとうさん」と慕われ、夫婦そろって北京に招待される』

 

という実話をもとにした話なのですが、最後の北京のシーンを撮影直前に、天安門事件が起こってしまったのです。

ではラストシーンはどうなったのか?

それはそのまま、この映画のもう一つのテーマに昇華されているのです。興味のある方は是非ご自身でご覧になってください。

 

 

『時の滲む朝』楊逸 2008

 

第139回の芥川賞受賞作品です。当時は『日本語を母語としない外国人が初の受賞』と話題になりまして、選考委員の石原慎太郎が選考会をさぼったり、選評でブーたれておりました。まあ奴はさておき内容は

 

『主人公は、猛勉強の末に難関大学に合格し、国を変える大志を抱く。やがて民主化運動に参加して天安門事件に遭遇。様々な苦い経験と挫折を味わったのち、残留孤児の日本女性と結婚して来日する。来日後も香港返還や北京五輪開催の反対運動に身を投じるのだが、自分も含め、何もかもがすっかり冷めていることに気が付く』

 

という話でした。

 

主人公と僕とは同い年設定なので、この本を読んで色々思うところがありましたね。夏草や・・・それこそあのイカ天を思い出したり・・・民主化とバブルの新宿。そんな激動の時代の夜のことを。

 

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