ころまろ☆辛口エンタメ塾

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『イカ天バンドその1』令和元年に語る平成元年の今頃の話13

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今から30年前、平成元年の今頃は「アマチュアバンドブーム」が真っ盛りでした。そのブームを牽引していたのが、土曜深夜にTBSがオンエアしていた「いかすバンド天国」という番組だったのです。

 

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というわけで、説明もそこそこに『イカ天バンドその1』ですぜ。

 

 

 

フライングキッズ

 

受験時に宿泊先のホテルでこの番組を視て、さらにこのバンドに出会わなければ、僕はここまでイカ天ブームにハマることはなかったでしょう。

 

 


幸せであるように

 

番組の開始当時はイカ天キングだけ生演奏でした。ですので、このときのフライングキッズは極度の緊張の中で演奏したのですが、だからこそ、より感動的にこの曲が聞こえたのかもしれないですね。

 

フライングキッズのメジャーデビューはこの一年後でした。これは準備期間がそれだけかかったというより、むしろ「アマチュアバンドブームの波に乗れるだけ乗っておこう」という戦略があったと思います。これは彼等だけではなく、他にもそういうケースのバンドは多かったんじゃないかなあと感じますね。

 

GEN

 


GEN / バラ色の人生

 

 

フライングキッズに負けてしまったバンドです。とはいえ一票差の接戦であり、彼らが勝ってもおかしくない実力と勢いがありました。

当時、僕らの予備校の夏期講習に「GENの追っかけをしてる女の子」が来まして、最終日の飲み会の時に「GENのライブがあるからいけない」と言っていたのを必死に口説き落としたことが懐かしいです。結局飲み会に来てくれた時には

 

「よっしゃあ!GENに勝った!」

 

と思ったのも良い思い出ですね。はい。

 

 

KUSUKUSU

 


KUSU KUSU オレンヂバナナ

 

 

フライングキッズに敗れてしまいましたが、人気投票ではずっと一位をキープし続けていた人気者です(その後、番組に対して謎の出演拒否をしていたりする)。

 

「南国ロック」というありそうでなかったコンセプトで、チェッカーズ(当時はまだ人気が高かった)的な雰囲気も女子受けしていましたね。

 

しかしながら、彼らの楽曲を今聴くと「うーん・・・これはいかがなものか・・・」と思うのも、また正直なところです。そもそもこのノリは3曲くらいで飽きちゃいそうですし。

 

 

remote

 


remote 1/6 Never Be! / Cll me back

 

 

池田貴族の「態度ラージ」がウケて大ブレイク。初期イカ天の象徴のような存在でしたね。

そんで僕がホコ天界隈をうろついているときに、このremoteと某パンクバンドがトラブルを起こして、結局、remoteがホコ天を撤退するという事件がありました。

その後どうするんだと思っておりましたら、原宿に「喫茶remote」をオープンするという予想の斜め上の展開に驚きましたね。どういう流れでそうなったのかはわかりませんが、当時のアマチュアバンドブームの勢いを感じさせるエピソードです。

 

あとは「衣装を赤で統一したらいきなり人気が出た」と、のちに池田貴族が語っておりましたが、これもなるほどなあと思いますね。そういや狩野英孝なんかも似たようなことを言ってましたね。「衣装を白くしたらいきなりウケた」と。

 

とにもかくにも池田貴族の頭の回転の速さ&トークスキルに尽きるバンドだったなあと思います。

 

イエロー太陽's


イエロー太陽's (Yellow Taiyo's)「赤いチョコレートの下で」

 

青学のバンドですね。というとサザンを思い出しますが、やっぱりかなり違います。尾崎亜美のお気に入りのイカ天バンドでもあります。 しかしほんと、なんか申し訳ないけど・・こんなスカスカサウンドでメジャーデビュー出来たんだから、やっぱりすごい時代だったなあと・・・

 

 

人間椅子

 


人間椅子 (初期)

 

「文芸ロック」という新ジャンルを確立した人たちですね(まあ彼等しかいないジャンルだが)。人気は根強く、今も現役です。

 

 

マサ子さん

 


マサ子さん - 車から見てね(LIVE 1989)

 

ムサビの不思議ちゃんバンド(素顔は普通の人)。そういやこの時は「マサ子さん」でしたが、それが「マサ子様」になり、今となっては・・・

 

 

THE KIDS

 


1945年の彼に

 

「1945年の彼」とは特攻隊員の事で、なかなか骨太なメッセージソングだと思います。イカ天出場時はあくまでアマチュアではありますが『博多めんたいロック界隈』では、既にかなりの人気があったとのことです。どおりで上手いわけだという話ですね。はい。今回、レコーディング音源を初めて聞きましたが、彼らの場合は圧倒的にライブの方がいいですね。

 

それで一つ強烈なネタを入れますと・・・

このバンドのドラムの西川氏はプロのドラマーとして「浅香唯のバックバンド」も兼任していたのですが、この年の秋に浅香唯との熱愛スキャンダル」を起こし、業界を追われたのです。

ですのでスキャンダルさえ無かったら、僕はこの「THE KIDS」というバンドは、もっとプッシュされたのではないかなあなんて思っています。

ちなみに浅香唯と西川氏はその後も交際を続け2002年に結婚。一女に恵まれています。今は幸せそうで何よりですね。

 

RABBIT

 


RABBIT / Goodtime&Badtime

 

 

イカ天出身バンドで、いち早くメジャーデビューしたバンド。

 

「アメフトのユニフォームを着ている」
「ドラム以外全員でターンする」
「細い」
「ブリティッシュアメリカンB級ロック」
「永遠の80年代」
「演奏が無駄にうまい」
「バンダナをどこかに巻いている」
「偏差値低めの青春感」

 

というような、当時そこらじゅうにいたバンドの事を、僕は「ボンジャニ系(ボンジョビ+ジャニーズ)」と呼んでいるのですが、そういうバンドの中では、とびぬけてスター性があったのがこのバンドでした。ボーカルの岩佐は男から見てもキュート(?)でしたしね。

 

イカ天後はTBSからCXのアマチュアバンドプロジェクトに活動の場を移し、「デビュー&夜ヒット&ドラマの主題歌」という3点セットで猛プッシュされておりました。

でもなんというか・・・絵にかいたようなサクセスストーリーというか・・・出来すぎた話というか・・・

 

実はこのバンドのギターはメジャーデビュー経験ありだったのですね。しかも結構活動していたという・・・ですので純粋なアマチュアバンドとは言いがたいですし、そもそもある程度、初めから道筋ができていたんじゃないかなと勘ぐったりもしております

 

 

JITTERIN'JINN

 


ジッタリン・ジン / にちようび ( Jitterin’ Jinn / Nichiyobi )【MV】

 

「グラウンドイカ天キングになってデビューするという話だったから、セメントミキサーズに負けてびっくりした」

という、身も蓋もない事を言っていたのはギターの破矢ジンタですが、もうこのあたりから番組の純粋性が損なわれていたんでしょうね。

 

そういえば「Whiteberry」が「夏祭り」カバーしていたころ、僕は八王子のCDショップで、彼らのトークショーに偶然遭遇したのですよ。マネージャーらしき男の質問に、若い頃と同様の「仏頂面」で答える30半ばの彼らをみていると、なんだかここでも自分の人生を考えさせられるというか、不思議な気持ちになりました。はい。

 

 

www.koromaro.com

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