ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

ヤブ医者?恐怖!百合山病院「令和元年に語る平成元年の今頃の話23」最悪の誕生日その2

スポンサーリンク

※ここは常に30年前の話をするカテゴリイです

さてさて、いまからちょうど30年前。
悪夢の19歳の誕生日話の続きです。

 

 

 

タクシー運転手の忠告

 

f:id:koromaro:20200331191853j:plain

 

熱帯夜、原因不明の猛烈な腹痛に襲われた僕は、翌日(19歳の誕生日)予備校提携のクリニックで盲腸と診察されてしまいました。そこからタクシーで治療してくれる病院に向かいます。

ようやくたどり着いた東京医大からアッサリと診療拒否を受けた僕は、すでに虫の息状態。勧められた大久保の百合山外科に向かうため、タクシーに乗ったのでありました。

 

「おにいちゃんたち…本当に行ってもいいのかい?」

 

僕たちから行き先を聞くなり、野中広務似の運転手は顔色をさっと変えて、なんとも不吉すぎる事を言うのであります。

痛みをこらえ歯を食いしばっている僕のかわりに、付き添いのジムモリソン男が理由を聞くと、運転手は堰を切ったように話し始めたのです。

 

 

 

「あそこの病院だけは止めた方がいいよ」
「ここいらの人間ならみんなあそこがヤブだと知ってる」
「何人も行ったっきり戻ってこない・・・」
「俺は本当に勧めないよ」
「あんたも友達の事を思うなら他を探した方がいい」

 

ビル街を外れ大久保へと進んでいくタクシー。 朦朧としつつも、車窓から安田ビルがチラりと見えた事を妙に覚えています。流石のジムモリソン男も言葉を失っておりました。車内の雰囲気はまるでお通夜のようです・・・って、縁起でもないですが。

やがて病院に到着。運転手は

 

「もう一回言うけど、ここの病院だけは止めた方がいい」

 

と、観念したような表情でつぶやき、首を振りながら去っていってしまいました。取り残された僕たちの心境たるや・・・しかしながら今の僕らには他に選択肢は無いのです。僕はジムモリソン男に抱えられながら、薄汚れた大久保の百合山病院の門をくぐったのでありました。

 

リリーフランキー似の怪しげな先生

 

とりあえず採血して先生を待つことしばし・・・そこへ出てきたのは、リリー・フランキー似の50がらみの医者でした。しかもだらしなく白衣の前をはだけております。

 

f:id:koromaro:20200331192033j:plain

 

その見るからに「○○会のお抱えの先生」「繫いだ小指は数知れず」的な外見を見て、当然、先ほどの運転手の言葉を思い出す我々であります。もう十分。おなか一杯のヤブ医者感なのでありました。

そしてジムモリソン男から事情を聴いたリリー・フランキー似は、あろうことか治療そっちのけで烈火のごとく怒り出したのであります。

 

「ベットがねえだと~!ふざけんじゃねえ!そんなのでたらめだ!」

「アッペだからってよう、アンタラなめられてるんだよ。いいのかい?」

「ったく!ふざけんな!俺が直接文句言ってやるよ!」

 

カンカンに怒りながら去っていってしまったリリー・フランキー似。こちらはもう呆然であります。


それから10分ほど。
リリーフランキー似が上機嫌で戻ってきました。

 

「おお、言ってきたぞ。あいつらどやしつけてやったよ!とりあえずそれで我慢してくれな。それからあんた、白血球の値がいくらなんでも凄すぎるね。これはやばいな。緊急手術だな」

 

というなり、こちらの意思はまるっきり無視で手術室へ行く事になりました。

 

 

注射激しすぎる問題と李麗仙婦長の叱責

 

まあ何はともあれ、ようやく治療を受けられるのです (考えてみれば、ここまで痛み止めすら誰もくれなかったんだな。凄いね。都会の医療現場)。 ようやく痛みから解放されると安心した僕でありましたが、しかしながらそこには、さらなる地獄が待っていたのでありました。

 

手術室に入るとそこにはブっとい注射を持ったリリーフランキー似が待ち構えておりました。さらには2名のインターン。そしてその横には「李麗仙」そっくりの、おそらく婦長とおぼしき看護婦の姿が見えました。

 

心の準備も出来ないまま素っ裸にされ、台の上で背中を丸め、横向きに寝た僕の脊髄めがけ、いきなりリリー・フランキーのぶっとい注射が刺されたのです。

 

ゴリッ!ゴリリリー!!

「いででででで・・・でででで・・・・」

 

それまでの人生で一番レヴェルの痛みに叫ぶ僕です。

(まあ一番レヴェルという考えは結果的に甘かったわけだが・・・)

苦痛に顔ゆがませる僕を見て、李麗仙婦長は、

 

f:id:koromaro:20200331192115j:plain

 

「注射は痛いの当たり前よ!男なら我慢しなさい!!」

 

と実に厳しい言葉を言い放ちます。

必死に痛みに耐える僕・・・しかしここはまだまだ地獄の一里塚だったのであります。

 

www.koromaro.com

www.koromaro.com

 

 

TOP

スポンサーリンク