ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【世にも奇妙な本当にあった話】令和元年に語る平成元年の今頃の話26「時間消失事件」

スポンサーリンク

※ここは常に30年前の話をするカテゴリイです

 

平成元年(1990年)というバブル絶頂期に上京した僕は、新宿の廃墟まがいのアパート『新兼荘(新兼荘)』で独り暮らしを始めました。

 

 

「山は動いた」

f:id:koromaro:20200403200116j:plain

30年前は「リクルート疑惑、消費税導入、宇野首相の愛人問題」という『負の3点セット』で、自民党に大逆風が吹き、土井たか子を党首とする社会党の「マドンナ作戦」が大ブームとなった年でもありました。

土井党首の「山は動いた」は流行語になり、女性の政界進出が広がっていったわけですが・・・あれから30年。代議士の女性比率はいまだに僅か10%ほどです。

 

幼児連続誘拐殺人犯捕まる

 

ある日、フジテレビ夕方の若者向け番組「パラダイスGoGo!!」を視ておりますと、司会の田代まさしが突然「幼児連続誘拐殺人事件の犯人が捕まった」と宮﨑勤の逮捕の速報を顔写真ありで伝え、スタジオの雰囲気が凍っていたことを覚えております。

f:id:koromaro:20200403200145j:plain

 

僕は当時、出始めのUFOキャッチャーにハマっておりました。その頃は設定が甘めの「入れ食い状態」だったので、新宿西口のゲームセンターで、ぬいぐるみを滅茶苦茶取りまくっていたのです。そのうちに僕は「新宿の釣り師」とあだ名がつきかねないくらいのバカテクになっていきました。

 

f:id:koromaro:20200403200528j:plain

 

とは言え・・・ぬいぐるみそのものには全く興味がなかったので、ギャラリーの子供にポイポイあげていたのですが・・・なかには一度は手にするも、投げ出して逃げ出す子供もいて

 

「ああ、これは幼児連続誘拐事件の影響だろうなあ」

 

とさみしく思ったものでした。だから逮捕の一報を聞いた時には、不謹慎かもしれませんが、まず最初に新宿のゲームセンターの事が頭に浮かんだのです。宮﨑の死刑執行から、もう11年も経つんですね。

 

 

新兼荘トワイライトゾーン

f:id:koromaro:20200403195857j:plain

 

横浜博を観たいと高校一年生の弟が友人を連れて上京してきました。内向的な弟で、僕の高校時代の三年間(弟の中学時代の三年間)は、ほとんど一言も口を聞いた事が無かったのです。まあ色々訳アリだったので、弟の友人や居候がいてくれて逆にありがたかったですね。新兼荘の4畳半は当然定員オーバーでしたが・・・。

 


1989 横浜博 YOKOHAMA EXOTIC SHOWCASE '89

 

そんなわけで僕以外全員高校生だったので、僕は先輩風を吹かせて「ウェルカム大人のビデオ」を借りておいてあげたのです。が、そんなものは見てしまえば終わりでして、それを返しに行くのが実に億劫になりました。それで僕の強引な提案で、じゃんけんで負けたやつが大久保の駅前の「レンタルビデオEXPO」までビデオを返しに行く事にしました。

 

f:id:koromaro:20200403195941j:plain

 

負けたのは弟の友人です。福島から上京してきて、いきなり「新宿から夜の大久保へ一人で大人ビデオを返しに行く」というミッションを課せられた15歳の彼は、リアルで涙目になっていましたが、この場においてじゃんけんは絶対です。僕は手書きの地図を手渡し、容赦なく彼を家から追い出しました。

 

蒸し暑さとタバコの煙がマックスの新兼荘。空気悪すぎです。なんだかボーっとしてきて、残された4人はついついウトウトしてしまいました。

 

10分くらい経つと弟の友人が戻ってきました。

 

「おいおう、もう降参かよ。ぼくちゃんしようがねえなあ。延滞で俺が明日返してきてやるってよ。こんちきしょうめ」

 

と、僕はハマちゃんばりの東京弁で答えたのです。実に責任感のある優しい男ですね。でも僕にそう言われたそいつは、なんだかキョトンとしているのです。

 

 

「いや、ちゃんと返してきましたけど?」
「は?10分やそこらじゃ無理だよ。大久保だぜ?」
「へ?もう2時間以上たってますけど?」

「えっ!?」

 

 

部屋に残っていた4人はびっくりして時計を見ました。すると確かに2時間経っているのです。

 

「あれれ??ついさっきだったよね???」

 

と4人の認識は一致してます。

 

しかし確かに2時間経過しているのです。そうなんです。何かが確実に狂っているのです・・・

 

「いやあ面白かったですよ。最初はドキドキしていたのですが、歩いているとビルの赤いランプが奇麗で、結構道もわかり易くて うんぬんかんぬん・・・」

 

僕はそう楽し気にペラペラ話す弟の友人に、まず疑惑の目を向けましたが・・・濡れ衣というより他はありません。

 

失われた時間

 

新兼荘には「シャイニング」の「オーバールック・ホテル」や「羊をめぐる冒険」の「いるかホテル」のような、明かされない謎があったのではないかと僕は今も思っています。うん。実際にいろいろと謎の多いアパートでしたね。他の住人とか一回も会ってないし・・・。

 

 

www.koromaro.com

www.koromaro.com

 

 

TOP

スポンサーリンク