ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【平成の名曲】第14位『恋するフォーチュンクッキー』AKBのマスターピース 仁藤と萌乃の違いとは?

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14位『恋するフォーチュンクッキー』 AKB48 平成25年

 

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©2019コロマロ

「会いたかった」や「ヘビーローテション」を抜き去り、AKBのマスターピースとなった名曲「恋するフォーチュンクッキー」。今日はその曲とグループアイドルについて語っていきたいと思っています。

目次

 

石川町駅でのひらめき

 


「大人数アイドルグループを複数存在させる」というアイディアは、プロデューサーの秋元康さんが1985年頃(おニャン子クラブの時代)から思い描いていたものでした。当時のインタビューによると

『女子高駅と言われる京浜東北線の石川町駅に、ビデオカメラをフィックスするとどうなるかと考えた。アップにすれば一人ひとり全然違う顔で、しかも刻々と変化している。でも引きにすると4、5種類の制服の集団であって、しかもそれは何年たっても変わらない。つまり、いつまでも群れとしては変わらない。これだと思ったよ』

との事なんですね。

当時、これを読んだ際には「なるほど、だからおニャン子なのか」と思ったものですが・・・実はこの時点では、秋元さんの真の目論見は実現していたわけではなかったのですね。


そしてそのアイディアを30年後(!)に、「AKBグループ」&「坂道グループ」という壮大な形で、ちゃんと実現していく事になります。これは本当に凄い事だと思いました。夢を見る事は誰にでもできますが、それを(壮大な時間をかけても)ちゃんと実現させるのは、やはり辣腕プロデューサーですね。さすがだなと思います。 

 

震災とアイドルと

 

平成20年代の爆発的なグループアイドルブームというのは、東日本大震災後に一般的なものになったような気がします。

www.akb48.co.jp

実際にあの日本中が暗く沈んでいる時期に、多くのアイドルグループは被災地をボランティアで巡っていたわけですが、そういう直接的な働きかけだけではなく、感覚的なものと言いますか・・・要は「TVの中で夢に向かって一生懸命頑張っている少女たち」の姿を視て、あまり深いことを考えずに皆で応援していたという感じがしました。

かくいうコロマロも、当時は「仁藤と萌乃の違い」が判る程度にAKBにハマっておりましたので、だからこそ、その思考停止感みたいなものは実感として思い出せるのです。「もう辛いことより神セブンの順位でも考えようかな…」みたいな。これはもう実感というか・・・。

まあすっかり飽きてしまった今となっては、何だかそれそのものが夢のようでもあるのですが・・・定期的に訪れる「世間を巻き込んだムーブメント」というものは、まさに「時代の合わせ鏡」であり、その「時代の象徴」として語り継がれるものなのだろうなと思っております。

 

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©2019コロマロ

 

最初は不評だった

 

『恋するフォーチュンクッキー』は指原莉乃さんが「AKB選抜総選挙」を初めて制覇した際のシングル曲です。以前は「ヘタレメンバー」と言われていた指原さんが、様々な場所で結果を残していくうちに「神セブン」の牙城を破り、ついにはトップに上り詰めた・・・その様子をそのまま秋元康さんが作品化した曲です。

しかしながら最初この曲は「カップリングの曲かと思った」という小嶋陽菜さんの言葉に代表されるように、メンバー内のウケはかなり悪かったようです。PVの撮影時にもトラブルがあり、それに中心メンバーが激怒したとも伝えられ、その雰囲気のあまりの悪さに「秋元さんには悪いですがこの曲は絶対に売れないと思っていた」と、指原さんが当時の印象を語っています。
 

恋チュンダンスブーム

 

 最初にこの曲を評価したのは音楽プロデューサーの近田春夫さんでした。近田さんは雑誌連載のコラムでこの曲を取り上げ「未来永劫残るAKBのマスターピース」とまで絶賛しました。

そして各テレビ番組でAKBがこの曲を披露するたびに、この曲の良さが、一般層でも受け入れられていったのです。

特にパパイヤ鈴木さんが振り付けした「恋チュンダンス」が、おりからの「ダンスモブブーム」との相乗効果で大ウケし、大ブームとなりました。

さらにはメディア露出の際にも、初期段階はあえて「男性バックダンサー」を起用したパフォーマンスを行っておりましたので、このダンス関連の展開というものは当初から狙っていたように推察されます。

 

AKBを救った曲

 ↓AKB公式Youtubeチャンネルより↓


【MV full】 恋するフォーチュンクッキー / AKB48[公式]

 

実は『恋するフォーチュンクッキー』がリリースされた頃は、もうすでに一般的なAKB人気は下り坂だったように記憶しています。残念ながらテッペンを獲れば後は下るというのは、この世の常なのですね。

 

しかしながらこの楽曲の力で、想像以上のかなりの時間、AKB人気は延命したという気がしています。具体的に言えば「高橋みなみの時代」で終わるはずだったAKBが「指原莉乃の時代」へと引き継ぐことが出来たと。それだけのことを成し遂げた曲だと思います。これぞまさに音楽の力ですね。

今回改めて聞いてみましたが、ほんとに良い曲だと感じましたね。この曲に合わせて、みんなが思わず踊ってしまったというのもよく解ります。ジャカルタやタイなど海外でいまだに大人気なのも頷ける話ですね。

前向きかつ、飾らない歌詞もとてもいいです。この曲にしろ「365日の紙飛行機」しろ、さらには「恋のお縄」にしろ(マニアックだな)、AKBの「女子視点の曲」というものは、どれも外さず良い曲だなと思っています。

 

次回は13位の発表です。

 

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