ころまろ☆昭和45年男

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

「渋谷のハロウィンコスプレはいつから始まったのか?」令和元年に語る平成元年の今頃の話29「元祖ハロウィーンコスプレ前編」

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※ここは常に30年前の話をするカテゴリイです。

 

30年前のハロウィーンについて書いていきますね。

 

渋谷ハロウィンコスプレの始まりは平成元年(1989)

 

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毎年、10月末になると「日本でハロウィンが流行りだしたのはいつなのか&渋谷のハロウィンコスプレが始まったのはいつなのか?」という話題が持ちあがるのですが、これまで、それに対する明確な答えは出されていなかったように感じます。

そこでズバリ、僕がお答えしましょう。

「それは1989年であり、元祖は僕等」

 というものです。

ではそれについて詳しく振り返っていってみましょう。

 

 

JKミドリちゃんの誘い

 

30年前の春に18歳で上京し、新宿に住まいを構え、予備校生生活を始めた僕ですが、当時の今頃にもなりますと、だんだんと個性的な仲間も増えていきまして、なんだかもう僕等の集団は(認めたくはないですが)「チーマーのはしり」のようなものになっていったのです。

 

そんな僕らには『ミドリちゃん』という、マスコットガール的な女の子がいました。その子は基礎科に通う高校二年生で、かなりぶっ飛んだところのある面白い子でした。

ある日、そのミドリちゃんが「10月の最後の日に下北沢のディスコで面白いイベントがある」と持ち掛けてきました。要は「高校生一人で行くのは怖いから、暇そうなツノダ君とジムモリソン君にボディーガードをしてほしい」という事なのでした。

 

当然二つ返事でOKする僕等でしたが、そのときミドリちゃんが行こうとしていたイベントが、おそらく東京で初めて行われたであろう「ハロウィン仮装パーティーin下北沢」だったのですね。しかもそれはコンテスト方式で仮装No1を決めるものでもありました。

 

 

ミッキーマ〇スに変身

 

出るからには優勝を狙いたいわけです。

そんなわけでミドリちゃんは魔女、ジムモリソン男はドラキュラ(高校時代にダムドのカヴァーバンドをやっていたので衣装があった)になると決まりましたが・・・僕はコスプレなど持っていません。

 

そこで苦し紛れに決めたのが、なんとあの「ミッキーマ〇ス」だったのです。僕はミドリちゃんからもらったミニーマウスのカチューシャからリボンを取り外し、さらには黒く塗ったピンポン玉に穴をあけて鼻を差し込めるようにして、さらにはさらにはふちを切った軍手と(またしても)予備校のゴミ捨て場から拾ってきたオーバーオールを身に着けました。

 

すると何という事でしょう! 僕は一円も使うことなく「ミッキーマウ〇」に変身してしまったのです。そしてこれがまたコスチュームプレイの魔力と言いますか・・・僕はすっかりミッキーになり切ってしまったのでした。

 

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実際、当時の写真を見ると、コスプレやら何やらで、僕は完全にハイテンションになってしまっています。おまけにその目は完全に飛んでいるのです。※自分でも危なすぎると思いましたので該当写真は黒塗りにしました※

 

 

新宿にコスプレは一人もいなかった

 

そんなわけで当日、新兼荘でミッキーとドラキュラに変身した僕らは、すっかりイケイケモードになってしまいました。

「うーん、ミドリちゃんの高校が終わるのは当分先だな」

はやる気持ちとは裏腹に、予備校での待ち合わせにはまだまだ時間があります。

 

「新宿駅にサトーでも呼び出して驚かせないか?」

 

僕はジムモリソン男にそう(今にして思えばかなり痛恨な)提案をしました。

「お、いいねえ。あいつを驚かせようぜ!」

 

サトーというのは仲間内で一番破天荒な男でした(まあ平たく言ってしまえばチンピラ)。そのサトーを公衆電話で呼び出した僕らは新宿駅に向かいました。

 

すれ違う人たちはぎょっとした表情で僕らを見ています。しかしそんな視線が快感だったというか・・・ビル街からヨドバシエリアに入っても、コスプレをしている人など皆無でした。

 

そもそもその日がハロウィーンだと認識している人など、この新宿にはほぼいなかったように感じました。「トリックオアトリート」なんて誰もしらない世界なのです。まあ当時は僕らも知りません。実際、その言葉が今のように認識されるのは、それから相当後のことでした。はい。

 

 

コスプレが大うけする

 

新宿駅南口に到着した僕らはサトーを待っていました。幾千もの人が行き交う帰宅ラッシュ時です。みんな不思議そうに僕らを見ています。当時はまだ「ちんどん屋さん」が現役の時代でしたから、僕らは本当にそう思われているような雰囲気がありました

 

しばらく待つとサトーが来ました。やつは僕らを見るなり大爆笑です。

 

「何やってんのお前ら?本当にバカだねえ~」

 

サトーは涙を流しながらむせています。僕らはサトーのリアクションにさらに勇気をもらいました。そしてサトーとともにミドリちゃんと待ち合わせをしている予備校に向かいました。

 

予備校でもバカ受けです。そして若ものだらけのここでも、ハロウィーンの仮装をしている人は皆無でした。

 

しばらくすると魔女姿のミドリちゃんが来たので、僕らは予備校を後にして、いつものウェンディーズに移動しました。

 

「そういやサトーもコスプレしろよ」
「いや、俺はちゃんとチンピラのコスプレしてるから」
「それはコスプレじゃねえだろ!!」

 

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皆で大笑い。
僕らは店を出て、渋谷経由で下北を目指しました。

 

つづく

 

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