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【紀平梨花】トリプルアクセルへの節制と別格の人【女子選手体重管理の闇】

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トップ選手の体重管理は過酷

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©2019コロマロ

今日はフィギュアスケートの体重問題についてです。

 

目次

 

 

トリプルアクセルを飛ぶために

 


フィギュアスケートの紀平梨花選手は、自身に厳しい体重管理を課していることで有名です。理由は代名詞の「トリプルアクセル」。彼女は体重増加によってそれが飛べなくなることを恐れているのです。一般的に「空中感覚が重要」とされるフィギュアスケートのような競技では「体形が変わると感覚も変わる」ので、上手くジャンプが飛べなくなってしまうそうです。

そんなわけで体型維持に関する紀平選手の発言を拾ってみると

「ビッフェ形式の食事の場合、写真を撮ってあとでカロリー計算する」

「ケーキとかタピオカは後悔でしかなくなる」

「自分へのご褒美は肉」

「お寿司のシャリは半分食べない」

「ノンオイルドレッシングを常に持ち歩いている」

 

と、なかなかのストイックぶりです。


「今は何よりフィギュアスケートが一番」と語る彼女ですから、きっと自分を律して、これからも美しいトリプルアクセルを飛び続けてくれるでしょうね。

 

 

パワフルな肉体のトリプルアクセル

 

 トリプルアクセルと言えば、コロマロの世代が必ず思い出す人。それは女子選手として世界で初めてトリプルアクセルを成功させた伊藤みどりさんです。

 

伊藤さんは現役時代、今のスケート選手よりもかなりがっちりとした体形をしていました。そのパワーあふれる肉体から「あのジャンプは理想。あんなに高くは上がれない」と紀平選手が驚嘆するようなトリプルアクセルを飛んでいたのです。

 

そんな伊藤さんに対して、当時、五輪女王だったカタリーナ・ヴィット選手は「誰だって空飛ぶゴムマリよりもエレガントな女性を見たいはずだわ」と揶揄して、各方面から大批判されておりましたが、これはもうやっかみですよね。それほど伊藤さんのジャンプは素晴らしかったのです。

number.bunshun.jp

↑素敵な対談なので是非読んでみてくださいね↑

 

体型を超越していた人

 


そんなわけでコロマロは「伊藤選手はあの力強い肉体だからこそ、トリプルアクセルが飛べるのだろう」とずっと思っていたのです・・・が・・・

伊藤さんは現役を引退したある時期に、とてもスリムになっていたのですね。そしてその姿でプロのスケートショーに参加している伊藤さんを見て、コロマロはまるで「現役を引退したお相撲さん」を見ているような(失礼)気持ちになり、「伊藤さんはもう競技としてのフィギュアスケートからはすっかり離れてしまったんだな」と少し寂しい気持ちにもなったのです。ですが、そう思った刹那

 

伊藤さんはスリムな肉体であまりにも見事なトリプルアクセルを決めたのです。

それはまさに伝家の宝刀という切れ味でした。コロマロは頭の中が「???」となりましたが、すぐに「伊藤さんは肉体を超越した本当の天才なんだな」と認識を改めました。

あの村主章枝さんは「今の軽量化された衣装とシューズなら伊藤さんは5回転を跳べた」とおっしゃったそうですが、あながち冗談ではないような気もします。

 

スケート界が抱える知られたくない秘密

 

しかしながら伊藤さんのような存在は本当に稀なのです。多くの選手が常に厳しい体重管理を自分に課し、またそうする事を求められるのが今のフィギュアスケートの世界なです。そしてそれゆえに、あまりにもストイックに自分を追い詰めるために「摂食障害」という病気に陥る選手(それも一流選手)が増えてきているのです。

 

ユリア・リプニツカヤさん

日本でも「リプたん」の愛称で人気があり、15歳でソチ五輪の団体金メダルを獲得して、平昌五輪での個人金メダルが有力視された選手だったのですが、皮肉なことに、彼女はその平昌五輪の年に、わずか19歳で引退を発表してしまったのです。拒食症による健康問題とその治療のためという引退理由に、世界中が衝撃を受けました。

 

グレイシー・ゴールドさん

全米選手権を二回優勝し、アメリカの女子シングルとして、久々にメダルが期待された選手でしたが、彼女も平昌五輪の年にシーズンの休養を発表しました。鬱と摂食障害の治療がその理由であり、今現在は前向きに復帰を目指しているところだと伝えられています。

 

これらの 現象は「スケート界が抱える知られたくない秘密」と呼ばれ、国際スケート連盟はその現状を深刻に受け止めていると伝えられています。

以前、ファッションモデルの世界で同様の問題が出た際には、業界が「過度に痩せたモデルを雇用しない」という決まりを作り、それが抑止効果に繋がったのですが、ことスポーツの世界においては、こういう問題を改善指導しようにも、なかなか現実的な線引きは難しいものなのだろうなと感じます。とはいえ、現場はもう何かしらの手を打たなければいけない時期になってしまっているという・・・。

夢を追い求める少女たちが幸せであるように、大人たちはもっと真剣にこの問題と向き合うべきでしょう。

 

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