ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【平成元年の今頃の話38】バブルクリスマス【Peach X'mas】

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※ここは常に30年前の話をするカテゴリイです

 

 

今から30年前の春に上京して、新宿で・・・(以下略)

さてさて・・・今回は(まあいつもだが)本当に意味のない長文になりますのでお気を付けを・・・

 


岡村靖幸 Peachクリスマス

 

新天皇誕生日

 

30年前のクリスマスウィークエンド。その年は(平成の)天皇誕生日の23日が土曜日で、翌クリスマスイブが日曜日でした。

当時は土曜日は休みではなかったので、平成初の天皇誕生日は実にナイス誕生日であったというか、この年のクリスマスウィークエンドが、当時はめったになかった連休になったのです。

 

ホリキとクリスマス

 

そんなわけでクリスマスウィークエンドが近づいてくると、その時点でステディーな彼女のいなかった僕に対して、周囲は露骨にプレッシャーをかけてくるようになりました。

 

特にひどかったのはハヤシ(ベイビー話の際に最初に仲良くなったデザイン系の口の軽い男)でして、

 

「高校時代から付き合っているホリキと過ごすからさ」
「ホリキと一緒に表参道に行く約束をしたんだ」

 

などと、実にニヤニヤと言ってくるのです。あんまりホリキホリキうるさかったので、僕自身は会ったことのないホリキという子の名前を今だに憶えております。ハヤシは本当に嫌な奴です。僕は我慢できず怒鳴りました。

 

「うるさいな!俺はキマちゃんと過ごすんだよ!」
「付き合ってもないくせに良く言うよwww」
「これから付き合うんだよ!」
「イブは新兼荘に独り仲間集めて鍋でもやれば?俺はホリキがいるから行かないけどwww」

 

 

キマちゃんにアタック

クリスマスウィークエンドを翌週に控えた昼休み、僕は吹き抜けになっている予備校の大石膏室の2階吹き抜けに行きました。その週はキマちゃんがそこに陣取ってデッサンを描いていたのです。そして他に人はいないというゴッドシチュエーションです。

僕は何日目かに思い切って言ってみました。

 

「良かったら24日、僕と一緒に・・・あのその・・・」

 

するとキマちゃんの困り顔が、より一層、困った顔になりました。

そして僕にはその刹那

 

『あー、言わせちゃった・・・』

 

というキマちゃんの心の声が聞こえました。

 

「ごめんなさい・・・クリスマスは家族と過ごすの」

キマちゃんがぽつりと言いました。

 

「なははははは!それは仕方ないね。なは!なははは!」

 

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あえなくキマちゃんにフラれた僕は「クリスマスウィークエンド鍋パーティー」を開くことにしました。22日の夜から24日まで「独り身のやつは誰でもいつでも新兼荘に来い!」と宣言したのです。

 

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バブル版「勝ち組負け組」

 

時は過ぎ、22日。リアル「決戦は金曜日」です。

 

その日の予備校前は何だかとんでもない事になっていました。みんな揃いも揃ってまともじゃないのです。「お前サンタクロースかよ!」と言いたくなるようなデカいプレゼント袋を持ったアクセル男やグリーンのミニクーパーで「峰不二子のようなボディを持つ女」を連れだって登場したナカムラ(ハロウィンパーティーの時の警備員)など、彼女持ちはここぞとばかりに気合を入れております。そしてそれをうらやむ「仲間でパーティー」組の負のオーラ・・・。

 

もちろん僕も敗北感に打ちのめされました。

 

キマちゃんふたたび

 

その日、講習が終わると珍しくキマちゃんが彫刻の部屋に来ました。知る人も知らない地下彫塑室です。ジムモリソン男は気を利かせてサッといなくなりました。

 

「どうしたのキマちゃん?」
「クリスマスイブは一緒にいれないの」
「わかってるよ。だからウチにみんな呼んで鍋やるんだよ」
「・・・クリスマスは一緒にいれないの」

 

キマちゃんはもう一度言いました。

僕はようやくそれで察しました。

 

「ありがとうキマちゃん、わざわざ言いに来てくれて」
「・・・・・・・」
「キマちゃんと知り合いになれて嬉しかったよ。大丈夫だよ」

 

キマちゃんは去っていきました。
ジムモリソン男がどこからか登場して僕の肩を叩きました。

僕は自分の気持ちをはっきり伝えることもなく、キマちゃんに2回もフラれてしまったのでした。

 

『そういえばベイビーにそでにされたのもここだったよな』

 

相棒は彼女とともに

予備校のロビーにいくとジムモリソン男の彼女が待っていました。新兼荘に泊まりに来たこともあるあの彼女ですね。

『ツノダ君、カッコよくなったね』

「いやいや、つい先ほどフラれてきたばかりですよ」

 

 

ジムモリソンカップルが代々木駅方面に去り、西新宿も日がとっぷり暮れてきました。今日はイケメンミズキもサトーもいません。僕は同じく独り者であるヤマカワ軍団を連れて新兼荘に向かいました。

 

意外な参加メンバー

 

新兼荘につくと既に明かりがついていました。中からは男女の楽しそうな声が響いております。

『まったくしょうがねえなあ』

と僕は内心にやけつつ、ただいま!とドアを開けました。

ドアを開ければ部屋全体が丸見えの新兼荘。見ればすでにコタツに4人が座っていたのですが、ちょうど僕の真正面に座っていたのは…なんとあのハヤシだったのです

 

 

「ツノダ…俺がここにいるってことは…解るよな?」

「ああ…って、ホリキはどうしたホリキは?」

「うるせー!あいつは俺にやられたくなかったんだろうよ」

 

ハヤシの品の無い言いように僕は爆笑してしまいました。そして今まで言われた分と同じだけ「ホリキ」という名前をハヤシに言ってあげたのです。ざまあないですね。

 

4畳半に11人・・・さらに

 

気が付けば4畳半で巨大石膏像が5体もある部屋に、独り者が11人も集まってしまいました(全員喫煙者)。本当にマジで座れません。仕方ないので石膏像を部屋の外に出し、コタツも撤去しました。それでどうにかギチギチですがみんな腰を下ろすことが出来ました。

 

「ようやく落ち着いたかな?じゃ、乾杯しようか?」

と僕が言った瞬間、新兼荘のドアが開きました。

 

「俺も来ちゃったよ~!あいつにフラれちゃってさ!ちぇ!」

 

なんと登場したのはあの「新宿の巨人」ジュンタです。190センチオーバーの縁起の悪い大男。ついにラチュノワ女に愛想をつかされたとの事。まあ案の定と言えば案の定です。そしてこいつめは今日、ここにサトーが来ないことを知っていたのでしょう。

 

「来るんじゃねえよ!」
「出ていけ!不幸のおじさん!」
「デカすぎなんだよ!」

 

一斉に大ブーイングです

 

「マジで出てって!」

 

ジュンタをよく知らないはずのJKにまで罵声を浴びるジュンタ・・・

 

「まあしょうがないな。仕方ないからみんなでこれからデニーズに行って、ジュンタに驕ってもらおう!」

「ちょっとまってくれよ~、そんなに持ち合わせないよう~、ちぇ! しょうがないなあ~」

 

ほんと、マジで新兼荘のジュンタは「苦しいときに限って落ちてくるテトリスの赤い棒」みたいでしたね。さらにはたまにイビキをかきやがるので、徹夜組のメンバーでその都度、鉄槌を落としてやりました。

 

そんなわけでその日の夜は、あまりにもギュウギュウ詰めに過ぎていったのです。

 

 

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