ころまろ☆辛口エンタメ塾

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【新日本プロレス】はなぜ復活できたのか?意外な【人気番組】が起爆剤に

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今や飛ぶ鳥を落とす勢いの新日本プロレス。ゼロ年代の暗黒期から、見事にV字回復を成し遂げたきっかけには、ある人気番組の影響があったという話です。

 

 

もくじ

 

 7万人動員

 

「プ女子」を大量発生させた事で有名な人気プロレス団体『新日本プロレス』が、1月4日と5日の東京ドーム興行2連戦を成功させました。

 

 

hochi.news

 

観客の総動員数は驚きの7万人です。これは「正真正銘の実売数」と言うのですから本当に大したものです。今の新日本プロレスの勢いを感じますね。

 

選手のメディア露出

また興行というプロレスの現場レベルだけではなく、その他のジャンルや各メディアにおいても、今の新日本プロレスは数多く取り上げられているのです。一例を挙げますと・・・

 

団体エースの棚橋弘至選手は家族向けの映画『パパはわるものチャンピオン』の主役を演じ大評判を得ました。

  


映画『パパはわるものチャンピオン』予告編

 

また一番人気の内藤哲也選手は、NHKの人気番組『ザ・プロフェッショナル』で取り上げられ、そのブームを裏付ける形となりました

 

www.nhk.or.jp

 

実は最近まで暗黒期

そんなわけで令和のプロレスブームは盤石というより他は無いわけですが・・・しかしながら、実はこの新日本プロレス。少し前までは「近いうちに倒産するのでは?」と噂されるほど低迷していたのです。現在の栄華ぶりを見ますと、倒産なんてまるで嘘のような話ですが、これは本当の事なのです。

ですので、その低迷期を見てきた層にとっては、この急激な復活劇というものは大いに驚くべきものであり、そこにはやはり色々と考えさせられるものがあるわけなのです。では、そんな新日本プロレスの復活劇を時系列を追う形で見ていきましょう。

 

 創始者猪木の老害化

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全国ドームツアーを行うなど、90年代終わりまでは順風満帆だった新日本プロレスでしたが、ミレミアム期の総合格闘ブームというものがその磁場を狂わせました。大株主である創始者アントニオ猪木氏の横やりにより「中途半端な格闘技チックのプロレス」をやらざるを得なかった新日本は、プロレスファンからも格闘技ファンからも嫌われ、ゼロ年代に次第に求心力を失っていきます。

 

現場からは「せっかくビックマッチのカードを作っても、猪木さんの一言で急遽すべてが変更されてしまう」という声があふれ、一方の経営サイドからも「興行をかき回されたあげく、猪木の個人事務所に多額のコンサルタント料を支払うのは納得がいかない」という声が上がってきます。離脱者も続出し、新日本プロレスはガタガタになっていきます。 

 

 

ホワイトナイト『ユークス』

 

何をやっても上手くいかず「いよいよ新日本プロレスも倒産か?」という声がささやかれ始めたおりに、「プロレスゲーム制作会社のユークスが新日本を買収した」という情報が流れました。そうです。新日本プロレスに見切りをつけた猪木氏が持株をユークスに売却したのでした(しかし子飼いの人間を社長に指名するなど、猪木氏は経営から完全に手を引いたわけではなかった)。

ユークスは6年かけて新日本プロレスの黒字化に成功しました。しかしそれは規模を拡大して売り上げを伸ばすという形ではなく、徹底したコスト管理のたまものでした。それゆえに報酬に不満を持った若手レスラーの中には、他団体に移籍する者が現れたり、「プロレスでは食べていけそうにないので転職する」ものまで現れていました。

さらにはこの時期になると、ライバル団体の『Noah』にも陰りが見えており、専門誌の廃刊も相次ぎ、「プロレスはもはやオワコン」という雰囲気になっていました。

 

 

ブシロードが親会社に

2007年。ユークスが「綺麗にした」新日本プロレスを買い取ったのはカードゲーム会社のブシロードでした。ブシロードが親会社になってからは、猪木派は経営からも完全に排除されました。

ブシロードの木谷社長はもともとプロレスファンであり、氏はプロレスというコンテンツにまだまだ可能性を感じていました。そして


「物事を流行らすためには『流行っている感』を作り上げることが重要」

という考えのもと、先行投資として多額の宣伝費を用いて(「山手線ジャック」など)、新しい新日本プロレスのプロデュースをしていきました。

 

 

 

 

エンターメント化

 
猪木色が排除され、リング状の新陳代謝も進んだ新日本プロレスは、2010年代になると、伝統の「ストロングスタイル」から「エンタメプロレス」へと完全に舵を切りました。要は中途半端な格闘技色を捨て、しっかりと「純プロレス」そのものに取り込むことにしたのです。

その上で選手おのおののカラーというものも確立し、選手の若返りとともにビジュアルも洗練されてきました。それによりプロレスの持つ負のイメージは大幅に軽減します。2016年からは芸能事務所とも提携し、選手は様々メディアに進出するようになりました。これに若い世代は敏感に反応。『プ女子』と呼ばれる若い女性ファンも増えてきました。

WEBをうまく利用

新日本はデジタルコンテンツに早くから注目しておりました。課金制のネットビジネスというものは(当時は)なかなか成功しないものでしたが、プロレスというコンテンツとWEBの相性は予想よりも良く、早い段階から収益が出るようになりました。


またWEBを重要視し情報を多く早く流すことにより、ワールドワイドな広がりが出てきました。要は海外での新日本プロレス人気です。2014年から開始した動画配信サービス「新日本ワールド」は、利用者の4割が外国人という状況になっており、これまで国内限定だった市場が世界規模へと広まっていきました。

 

 

外国人新社長の誕生

2018年には「タカラトミー」をV字復活させたことで有名なハロルド・ジョージ・メイ氏が社長に就任しました。その事自体が大きく話題になり、メディアでは「プロレス再ブーム」が大きく取り上げられるようになりました。

 


【新日本プロレス】ハロルド・ジョージ・メイ新社長 紹介VTR


2019年には本場ニューヨークでMSG単独興行を成功させ、新日本プロレスの人気はいよいよ世界へと広まっていっています。


・・・という、感じですね。

 

 

「大改造!劇的ビフォーアフター」

 

東京ドーム2days成功後、インタビューを受けた「新日本プロレス会長」菅林直樹氏は、人気V字回復の陰にあった意外な話を披露しました。

 


 ↓以下、日刊スポーツ記事引用↓

菅林会長はきっかけの1つとして、13年にテレビ放送された野毛道場寮のリフォームを追った番組「大改造!劇的ビフォーアフター」を挙げた。「地上波で流れたことで、チケットの売り上げ復活のタイミングと重なる」と明かす

 


↑以上、引用終わり↑

 

コロマロはこの記事を視て「あーっ!あれかーっ!」と直ぐに解りました。倒壊寸前の新日の野毛道場のリフォーム。これが抜群に面白かったのです。


↓ここのまとめサイトが解りやすいです↓

matome.naver.jp

 

そして面白さだけではなく、この番組に出ていたレスラーズがとても魅力的でした。特に番組の主役だった獣神サンダーライガー選手は圧倒的な存在感を示しておりました。

 


2013全能住宅改造王:半年後回訪新日本摔角選手宿舍(獸神萊卡)大改造!!劇的ビフォーアフター(That's a Dramatic Change!)


番組の中でライガー選手は『いつまでも退寮しない道場の主』という触れ込みで登場しました。ベテラン選手だけにさすがにメディア慣れしてます。そしてそこで見せたプロ並みのフィギュア職人ぶりもさることながら、この番組で一番印象に残ったのは、このライガー選手の「体育会系の礼儀の正しさ」でした。

匠の方と顔を合わせるたびにビシッと腰を折って挨拶するライガー選手&新日若手勢。さらには何かを作ってもらうたび大喜びして、直接感謝の意を表す素直な態度。その姿には好感というものしか沸きませんし、おそらくこの番組を視ていた他の視聴層も、コロマロと同様な感想を持ったことでしょう。

「プロレスラーってきちんとしているんだね」
「そういやまだプロレスってやっているんだね」


 

ライガー引退!そしてYoutuberに


ライガー選手は今回のドーム大会で引退しました。ドームで始まった31年間のレスラー生活・・・実はコロマロはデビュー戦を生観戦しています。

今回、菅林会長が唐突に「ビフォーアフター」に言及したのは、おそらくライガー選手に対する感謝の念というものを、さりげない形で(でもとても深く)ライガー選手に伝えたかったのではないかと・・・コロマロはそんな風に思っています。

ライガー選手、お疲れさまでした。


新日本プロレス道場と合宿所を大公開!コスチュームの秘密が明らかに!-Inside the traning hall & traning camp of NEW JAPN PRO-WRESTLING -


ライガーさんYoutuberになってます。目指せ100万登録。
皆さんも登録よろしくお願いします。

 

www.koromaro.com



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