ころまろ☆辛口エンタメ塾

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【平成の名曲】第2位『Automatic』「無機質なものに対して暖かさを感じる感性」

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2位『Automatic』宇多田ヒカル 平成10年

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©2019コロマロ

 

 

「天才少女」衝撃の登場

 

「スターというのは突然現れるもの」と言ったのは、あの王貞治氏ですが、宇多田ヒカル氏の登場はまさにそんな感じでした。

 

okmusic.jp

 

平成10年はマイクロソフトの名作OS『windows98』と、アップルコンピューターの『iMac』がリリースされた年です。それによって「インターネット」というコミュニケーションツールが身近なものとなり、一般的に爆発的に普及していったのですな。

スケルトンのiMac
100万画素のデジタルカメラ
USBポート
ポストペット

そんな週刊アスキー的な時代に、まさに彗星の如く登場したのが宇多田ヒカルさんです。彼女と彼女の「Automatic」は正に衝撃をもって世間に広まっていきました。

↓公式チャンネルより↓


宇多田ヒカル - Automatic

 

 この曲の歌詞に対してあの井上陽水氏が

「無機質なものに対して暖かさを感じるという当時15の宇多田ヒカルの感性に驚いていた」

と評価し、さらには

「声に代表されるんですけど、彼女の切なさが多くの日本人を引き付けるのかなと思ったりね。特殊な環境で生まれ育ってる気がするんです。何かアメリカと日本とかいう、結局どちらにとってもアウトサイダー(外部の人、部外者)のような気がする」

とも言っていたのです。当時の彼女に対して、かなり的を得た考察じゃないかなと僕も感じます。

 

 

小室サウンドを終わらせる

 

宇多田ヒカルさんが『Automatic』をリリースした時期というのは、あの安室奈美恵さんが産休からの復帰シングルである『I HAVE NEVER SEEN』をリリースした時期と重なっています。それを作詞作曲したのは小室哲哉氏でしたが、彼は宇多田さんに対して

「(『Automatic』は)すごい難しいグルーヴ感。ヒカルちゃんが僕を終わらせたって感じですね」

「あまりの感性の違いに引退を意識させられた」

と、のちに語っているのです。まあ実際にそんな感じでしたね。それでも小室氏は悪あがきというか『最強女性ボーカリストオーディション1999』なるものを開催し、宇多田さんに対抗すべく小林幸恵さんをプロデュースするのですが・・・その企ては結果的に失敗に終わりました。

 

 

アルバム『First love』767万枚 邦楽史上最大のヒット

 

その後、発売された宇多田さんファーストアルバム『First love』は、767万枚という驚異的な売り上げを記録します。これはもちろん邦楽史上最高のヒット作であり、近年のパッケージングされた音楽の衰退を考えますと、この記録は今後も永久に抜かれない大記録だと考えられます。

ちなみに「歴代アルバム売上Top5」の中に、宇多田さんのオリジナルアルバムが2作品も入っているのですが、他の3作品がいずれも「ベスト盤」だという事を考えると、まさに宇多田ヒカルおそるべしという感じになりますね。

 

そんなわけで『Automatic』。

 

いま改めて聴きますと、この曲は本当にあの時代そのものなんだなと思い知らされます。

 

もちろん、だからこそ、それだけ時が流れたことも。

 

 


 

www.koromaro.com

 

 

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