コロマリズム 売れない彫刻家のサブカル自慢話

売れない彫刻家のコロマロです。この雑記系ブログで、芸能ネタやダイエットやバブル期の自慢話を語りながら、彫刻しつつ、皆さんのお越しをお待ちしております。ちなみにアルバルク東京のファンであったりします。

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【たまVSマルコシアスバンプ前編】令和2年に語る平成2年の今頃の話その3「ガクの店」

ここは常に30年前のことをお話するカテゴリーです。

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平成元年の春に上京して新宿に住み、代々木の美術予備校に通っていたコロマロ(以下「僕」)は、バブル真っただ中の東京で初めて年明けを迎えておりました。その頃のお話です。

 

 

◆ガク話3

 

ホスト系のナル男「ガク」と知り合いになった僕は、彼が店長をしているという原宿のシルバーアクセサリーショップを訪ねました。

 

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平日の昼間なのに竹下通りは人だらけです。学校サボって常磐線でやってきたような田舎娘が大量に闊歩しております。方向音痴な僕は「ライブハウスの場所」を聞かれるのが嫌なので「話しかけるなオーラ」全開で歩いておりました。

気が付けば僕は久々に1人でした。それにはちゃんと理由がありまして、要は「他の個性の強い仲間を連れてきたら、絶対にガクと喧嘩するだろう」と僕は恐れていたのです。

そもそも高慢チキなナルシストと上手くやれる人間なんて限られているのです。それで自分で言うのもなんですが、僕やシオカワのような「神が生みし人格者」というものは、なかなかこの世界には存在しえないものなのです。ガクの場合は、たとえナイスガイのイケメンミズキでもダメでしょう。

そんな事を考えているうちにショップに着きました。

つづく

 

◆「たまVSマルコシ」1

 

アマチュアバンドの勝ち抜き番組の「イカ天」」において、「たま」がグランドイカ天キングに挑んだ回の「たまVSマルコシアスバンプ」が、番組屈指の名勝負と言われております。

番組ディレクターのジャクソン井口によりますと、

「グランドイカ天キングが懸かった5週目には、あえて強いバンドが当たるようにしていた」

との事なのです。それで振り返ると

 

フライングキッズ5週目=KUSUKUSU
ノーマジーン5週目=ビギン
ビギン5週目=サイコ
たま5週目=マルコシアスバンプ

 

と、確かに発言を裏付ける対戦となっています。

それで「たま」のイカ天の戦歴ですが、最初に対戦した「サイバーニュウニュウ」は相手として良かったのですが、その後の3週分には、あまりめぼしいバンドがほとんど無く(ワイプアウトされたバンドがチャレンジャーになったりした)、番組もかなり盛り上がりに欠けました。

 

考えてみればそれまでに400バンドくらい出場していたわけで、さすがに「もうめぼしいバンドが無いのかな」という感じもしてきた時期です。そんな中で迎えた勝負の5週目に「マルコシアスバンプ」という怪物バンドが登場したのです。

 

2につづく

 

 

◆ガク話4

 

ショップに着き店内に入ると、そこにはガク本人がちゃんとおりました。僕は話がフカシじゃなかった事にかなり驚きましたが、彼の方は僕の登場に大いに喜んでくれました。

 

「おお!ホントに来てくれたのかよ!」
「ああ、正直フカシだろって思ってたよ」
「そんなわけねーよ!わりとちゃんとしてるんだぜ」

 

ガクはどこからかハイネケンの缶を2本持ってきて、

 

「お前が持ってきたことにしろよ」

 

といって、一本僕に渡してくれました。ここは営業中のシルバーショップの店内です。全然ちゃんとしてません。しばらく話をしたのち、僕がループタイが欲しいというと

 

「コロマロもなかなかのナルシストだからなー」
「いやいやいや、ガクにだけは言われたくないよ」
「じゃあこの銀のバラのループタイだな」

 

そのうち店に客が増えてきたので、僕はガクにさよならを言い家路につきました。

 

「個人的には嫌いじゃないんだけど、やっぱりどう考えても嫌味な奴なんだよなあ」
「マジで誰とも上手くいかないだろうなあ。ましてやサトーなんてもっての外だな」

 

なんて考えながら『ガクと仲間を接触させてはならぬ』と心に決めていた僕でした。

 

 

◆「たまVSマルコシ」2

 

たま5週目の刺客は「マルコシアスバンプ」というグラムロックバンドでした。見た目はまんま「T-REXのコピーバンド」という風情だったのですが、その楽曲のオリジナル性とクオリティーは恐ろしく高いレヴェルにあり、さらには演奏力も素晴らしかったのです(加えてボーカルの秋間のトーク力には頭の良さが滲み出ていた)。審査員からは絶賛の嵐です。

 


マルコシアスバンプ バラが好き(イカ天)

 

そこで僕が思い出したのは、前週の総評時に審査員長の萩原健太が述べた「「たま」が愛され始めているところが弱点になるかもしれない」という言葉でした。その上でマルコシアスバンプの演奏を思い返しますと・・・「これは審査員の浮気心をくすぐるかもなあ」と僕は感じたのです。

 

当然、マルコシアスバンプはチャレンジャーに選ばれ、いよいよ「たま」の5週目の曲のお披露目となりました。

 

すると、そこで「たま」は意外な奇策を仕掛けてきたのでした。

 

つづく

 

 

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