ころまろ☆昭和45年男

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【サザン、ストーンズ、タイマーズ 試験初日】令和2年に語る平成2年の今頃の話その7

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※ここは常に30年前の話をするカテゴリーです

30年前、第一回センター試験を受けたコロマロの当時の話です。

 

30年前のセンター試験前日深夜

 

その日は「センター試験を受けない暇な私大志望の連中」が「試験に遅刻しないように責任もって起こしといてやる」という理由で僕のボロアパートに泊まりに来て、朝まで大騒ぎをしたのです。僕の記憶が確かならば、あの場にいたのはイケさん、サトー、ハヤシ、イワピー、ヤマダちゃんだったように思います。

さすがに「いくら何でもちょと寝ないと精神的に不安だよ」という理由で、僕は4時近くに寝ることにしました。

「頼むからちゃんと起こしてくれよ」

と言い残して。

 

サザンのニューアルバム

 

サザンオールスターズが5年ぶりのニューアルバム「Southern All Stars」を発表したのものこの時期でした。それまで毎年コンスタントに出していたアルバムですが、この時は5年もかかったのです。

 

 

それに加え1988年に「サザン活動再開」とぶち上げてから、その後、ほとんど何の音沙汰も無かった事から「水面下ではいろいろあるんだろうなあ」と当時は思ったものでした。

アルバムは物凄く売れて「サザン復活」を印象付ける結果となったのですが、(夏の曲が多いこのアルバムの)リリース期が真冬だった事の違和感が、個人的に30年経った今も続いています。

このアルバムは僕にとって、ザ・タイマーズの「TIMERS」、ローリングストーンズの「Steel Wheels 」と並んで、あの頃の痛みを強烈に思い起こさせるものになっています。特に『YOU』が好きですね。完璧なサマーソングですが、いまだに真冬に聞きたくなります。

 

 

 

 

30年前のセンター試験当日

 

気が付くとそこはカオスでした。

あらゆるものが散乱した4畳半の部屋の中で、僕以外の全員が死んだように眠っています。そしてその真ん中でバンビの目覚まし時計(姉が中学から愛用していた爆音目覚まし時計。別名”バンビの皮を被ったオオカミ” 実家からガメてきたもの) が、フルスロットルで狂ったようにノイズを刻んでいます。しかし、そんな状況で誰一人起きやしねえんです。

 

「お前等!なんの為に来やがったんだ!」

 

僕は二日酔い(当日酔い?)の苦しい声で言いました。しかし他の浪人生の皆さんはピクリともしません。

なんとか起き上がり、肉の塊を蹴飛ばし、散乱する空き缶を蹴飛ばし、顔を洗います。

黒のタートル、黒のパンツ、黒のロングコート、黒のレザーグローブ。ブラックストーンのカレッジリングにアステカのリストバンド。仕上げに銀の薔薇のループタイ。

そしてポケットに必要最小限の筆記用具と、マルボロと受験票を押し込んで、僕は鍵も持たずに一人で部屋をでました・・・いや、部屋を出ようとしたのです。

するとその時、背後から

「おいコロマロ!」

と、サトーの声がしました。僕が振り返ると、おねんねの真っ最中のはずだったプータローたちが体を起こして、俺に向って親指を突き上げました。
         
「YEAR!!!! 頑張って来いよ!」

まいったな・・・
やられたよ・・・・

「YEAR!」

僕も親指を突き上げ、カオス・パラダイスの家を後にしました。「ちっとは頑張ってやるかな」なんて思いつつ。

記憶の中に中央公園を横切る僕がいます。
運命の出会いが待つ電車に吸い寄せられているような・・・。

 

 

ストーンズの来日決定

 

この時期はジムモリソン男が女性関係でハードワークだったので、サトーと二人でよくハンティ・・・いや、飲むために、歌舞伎町界隈に行きました。

 

当時お気に入りだったのは、コマ劇場と大ガードの間くらいにあったショットバーで、僕らはそこで景気付けに一杯やって夜の街の突入したのです。

そんなある日、路上でアクセサリーを売っている男がいました。ロン毛で細身の長身の男。彼はギターを弾きながらフォアローゼスをボトル飲みしています。そして彼は涙を流しながらストーンズの「Ruby Tuesday」を歌っているのです。

 

酔った悪乗りで手拍子した僕等は、サビをデタラメ英語で一緒に歌いました。

 

♪グーッパイ ルービチュースデー
フークハーネーオンユー♪

 

するとその男は

「お兄さんたち!嬉しいじゃないの話が分かりそうじゃないの!良かったら俺の話を聞いてくれー!」

というと指を突き出し、

 

「このカレッジリングをご覧あれ!これは銀無垢、ブラックストーンのゴージャスリングなのだが、実は幸せを運んでくれる魔法のリングなのだよ。なんと言っても俺はこのリングのおかげでストーンズのチケットが取れちゃったんだから!」

 

 

 

僕はここまで話を聞いて『ここにジムモリソン男がいなくて良かったな』と思いました。やつは怪しげ霊感系が大嫌いなのです。

 

「もう一日中うれし泣き!そんなわけでフツーなら3万円するこの幸せのリング!気のいいお兄さんたちだけに特別に10割引き!たった3000円でもってけジミーペイジ!どうだこんちきしょうめ!」

 

と一気にまくしたてました。サトーは

 

「10割引きって、これは安いんじゃないのか?」

 

なんてすっかりその気になってます。

 

「あほかよ!10割引きならタダじゃんよ!」

 

と僕が言うと、

 

「お!この知性的なお兄さん!にくいね!そんなあなたには特別1500円でブライアン・ジョーンズ!」

 

とさらに畳みかけてきます。
つい買ってしまいました。

 

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つづく

 

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