コロマリズム

売れない彫刻家のサブカル自慢話

美は滅びない『ベニスに死す』ビョルン・アンデルセンの今

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『ただひたすらに美しい、愛と死の一大交響詩-』

 

『壮麗な水の都を舞台に巨匠ビスコンティが描き上げる究極の「美」』


『美は滅びない』



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地上波放送


あの「ベニスに死す」を日本テレビ地上波でやるのですね。しかし深夜とはいえ、今、あの内容(疫病による死の匂い)を放送するというのはなかなか大胆な気もします。

 

amass.jp

 

公式サイトよりあらすじ

 

ドイツの高名な老作曲家アッシェンバッハ(ダーク・ボガード)は静養の為に赴いたベニスで、究極の美を体現したような美少年タージオ(ビョルン・アンドレセン)に出会う。ゆるくカールした金髪と澄んだ碧眼の瞳。まるでギリシャ彫刻のようなタージオにアッシェンバッハは次第に心を奪われてゆく…。

 

 

 

甘美な敗北

 

最初に視た際には「タッジオの美少年ぶり以外よく解らん映画。おっさんもイミフだし」なんて思ったものですが・・・今はもうただ切ないです(苦笑)。昔はタッジオ側だったのに・・・今や完全にアッシェンバッハ側・・・そして抗う事すら許してくれないヴィスコンティの美意識に完敗ですよ。

 

あとは美少年への届かぬ思いばかりクローズアップされますが、創造者として神に敗北していく様もまた、実に切ないのです。僕も一応は作り手なのでアッシェンバッハの気持ちが解ります。その上で、それが本人的には『甘美な敗北』なのだという事も良く解るのです。


ビョルン・アンデルセンの今

 

映画からほぼ半世紀。あの美しいタッジオが今どうしているのかと言いますと・・・これがある意味、現役バリバリと言いますか、今現在日本で公開されているスウェーデン映画「ミッドサマー」に、結構重要な役どころで出演しているのです。

 

www.phantom-film.com

 

そして近影がこれですね。

 

togetter.com


「タッジオ(『ベニスに死す』で演じた役)はトラウマではなかったにせよ、永遠に続く影の様なものだった。彼無しの人生はいずれにせよ楽だっただろうが、面白みも少なかっただろう」

2002年 ビョルン・アンデルセン

 

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