ころまろ☆昭和45年男

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【美大受験の学科の重要性】令和2年に語る平成2年の今頃の話その20

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※ここは常に30年前の話をするスレッドです

 

30年前の今頃、僕は浪人生で美大受験にチャレンジしていました。受験する大学はムサビ、タマビ、芸大です。最初のムサビは補欠合格でした。次はタマビの合格発表です。

 

 

合格の自信

 

30年前の今頃、タマビの合格発表がありました。この時は謙虚な僕にしては珍しく、直接合格発表を観に行ったのです(予備校のロビーで速報を見るパターンが多かった)。

なぜそうしたかというと・・・身もふたもない話ですが、単純に受かっていると思ったからです。試験は学科も実技も全く問題なかったので

 

「多少問題のあったムサビが補欠なら、こっちはスッキリ合格しているだろう・・・まあ俺はNONと一緒に芸大だからタマビなんて行かないけどね」

 

なんて不遜なことを考えていたわけですな。なんという若気の至れり尽くせりぶりでしょう。タイムスリップして、当時の僕の後頭部を、バールのようなもので殴ってやりたい気分です。はい。そしたら今の僕はどうなるって話ですが。

 

タマビ上野毛校舎 1:00pm

 

しかし(案の定と言いますか)掲示板を見た僕は自分の番号が無い事に呆然とします。僕は多少なりとも自信のあったタマビの試験に落ちてしまったのでした。さらには受験番号が隣り合わせだったジムモリソン男の番号もありませんでした。

 

『100歩譲って俺は駄目にしても、あれだけ良いデッサンを描いてた奴が何で落ちたんだ?』

 

 

ストーンズ本当に来日公演

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ギターのキーズリチャーズの薬物依存により、実際に来日が決まっても、そのライブ開催が危ぶまれていたストーンズの東京ドーム10DAYSでしたが、「キースがスイスで血液を全部入れ替えたので大丈夫」という事もあり(当時本当に信じられていた話)遂に実現したのでした。

 

2年前のミックのソロライブに比べ、サウンドもステージもかなり骨太になっていましたね。多くの人が「やっぱりバンドでのライブの方がカッコイイ」と言っておりましたが、正直、今となっては、僕はどちらも好きです。

 

ウェンディーズ代々木駅前店 4:00pm

 

代々木に戻ると僕はいつものウェンディーズに向かいました。するとそこでは仲間たちがお葬式の様なムードで沈んでおりました。ムサビタマビという、私立の二大美大の合格発表が終わったというのに、100人はいた僕の知り合い(新宿キッズ)の中で、結局合格したのは

 

ムサビ=ベイビー、パンクの女王
タマビ=ササキ

の3人しかいなかったのです。僕はこれを聞いて

 

『この倍率だと最後は学科で差がついたんだな』

 

と確信しました。ベイビーも、パンクの女王も、そしてササキも、みんな偏差値70レヴェルの高校出身だったのです。でも僕は何も言いませんでした。やはり美大受験というのはそれだけではないのです。

 

ポールマッカトニー ソロで初の日本公演

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ストーンズの陰に隠れておりましたが、ポールもこの時期に東京ドームでライブを行いました。1980年の来日時には、入国後すぐに空港で逮捕されていますから、これがソロでの初の日本公演と言われているのですが・・・

 

実は1980年の逮捕時に、留置所内で被疑者の求めに応じて「イエスタディ」を含む4曲のアカペラライブを行っているのです。

 

だから正式にはソロで2回目の公演となりますね。しかし1回目が留置所で、10年後の2回目が東京ドームというのも、これはなかなか凄い話ですね。

 

受かるべき人が落ちる試験

 

落組の中には平面構成の上手いイチモトや、夏のオープンデッサンコンクールで優勝したセキがおりました。例えば これがもしフツーの大学であれば「全国模試で1位」を取るような人間は、ほぼ間違いなく志望校に合格できるわけです。しかしながら・・・美術系というのはそういうわけにはいかないのです。

 

「でもイチモトやセキが落ちてしまう試験って、果たして正常なものと言えるのだろうか?」

僕は少なからぬ疑問を感じました・・・そしてこれはその後の話になってしまいますが・・・実際に自分が進学した後もそう思いました。そう、この事はずっと僕の中に「しこり」のように残ったのです。

 

新宿NSビル 7:00pm

NONと空中廊下を歩きつつ、僕はふと

「そういえばセンター試験は何点だったの?」

と聞いてみました。

「たぶん486点です。1か所は完全に間違えちゃって‥」

ちょ待てよセニョリータ・・・500点満点だよな・・・

「ツノダさんは何点だったんですか?」

「ま、まあそこそこ…こそこそ…あ!三角ビルが奇麗だよ」

 

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僕はうまくごまかしましたが、内心、隣にいるこの華奢な女の子は、実はバケモノなんじゃないかと思っておりました。そしてこんな子と本当に同じ大学に行けるのか、そこで初めて不安になったのです。

 

「二次試験もうすぐですね」

「うん」

「頑張りましょうね」
「ああ、頑張ろうね」

 

時は刻々と流れていきました。

 

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