ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【平成2年の今頃の話30】インスタントラーメンとビフテキ【さらば新兼荘…が、しかし!】

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※ここは常に30年前の話をするカテゴリイです

 

30年前の今頃の話ですね。
予備校編も大詰めです。

 

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武蔵野美術大学にて

 

そんなわけで年度ギリギリになってムサビへの進学を決めた僕は、新生活の準備に奔走しておりました。

 

僕は東京に戻ると書類を直接ムサビに持っていきました。受験時が夢のように全く人がいません。僕は守衛に頭を下げ、恐る恐る誰もいない閑散とした大学へ忍び込みます。

そして灯りはついてはいますが人気の無い事務室に入りますと、すぐに「あっ、ツノダさんですね」と僕に気が付いてくれました。なんだか僕よりも事務員のお姉さんの方がホッとしている様子です。いやはやほんとに優柔不断ですみませんねえと・・・

 

中身を確認してOKをもらいます。僕はようやく4月からの自分の居場所が決まったのでした。

 

 

出窓と風呂のある部屋

 

その後、大学を後にした僕は大学から一番近い不動産屋に入りました。不動産屋も忙しい時期はひと段落で、もう開店休業状態です。奥からオーナーらしきオジサンが出てきました。

「随分ギリギリだったねえ。国公立の結果待ちだったのかな?」
「はい」面倒なので即答しました。

ーーーー

 

「洋室、出窓、陽当り良好!」

 

僕は絶対に譲れない三つのキーワードを提示しました。すると不動産屋のオヤジは「ああ、ココからすぐそばにあるよ」と、大学から徒歩二分くらいの場所にあるシャレオツな外見の物件に案内してくれたのです。

 

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そこはごく普通の1Kコーポだったのですが、東京大空襲を潜り抜けたであろう薄暗い倒壊寸前のバラック「新兼荘」に住んでいた僕にとっては、そこはもう「美しい部屋」で紹介されているような素晴らしい場所でした。

 

なんということでしょう!ユニットバスまであります

 

僕は一件目であっさりと仮契約をしてしまいました。

 

 

母親の上京

 

翌々日、福島の母親が

 

「新居と大学のチェック」と
「新兼荘の大家さんに挨拶するため」と
「(色々世話になった)ジムモリソン男との会食」

 

のために上京してきました。

 

ムサビ界隈の用事を済ませて、ジムモリソン男との待ち合わせした新兼荘に戻ると、そこはすっかり片付けられておりました。さすがはジムモリソン男。気を利かせて掃除してくれていたのです。

 

「こいつは僕が掃除した部屋を散らかす天才なんですよ」

 

ジムモリソン男がぼやくと母親は大笑いしました。

 

 

インスタントラーメン

 

母親は部屋の片隅に積み上げられたインスタントラーメンをみて、

 

「あら?あなたインスタントラーメンが大好きだったんじゃないの?」

 

と言いました。要は『なんでこんなに残っているの?』と言いたいわけです。

 

僕はそれに対して

 

『年明けにあまりにもひもじくて ”インスタントラーメンくらいしか食ってない” と困窮ぶりを手紙を書いたら、何を思ったのか大量のインスタントラーメンを送ってきたのはあんたじゃないか!』

 

と思いましたが、そこは面倒なので黙っておりました。

 

本中華 醤


本中華

 

母親が送ってくれたラーメンその1
これは当時は珍しいノンフライ麺でした。そしてスープの小袋以外に、オイルの小袋もあるというリッチなものでした。復刻版が出たら食べてみたいですね。

 

東京ラーメンこれだね


サッポロ一番 東京ラーメンこれだね 春風亭小朝

 

母親が送ってくれたラーメンその2

東京のど真ん中に住んでいた僕に、福島からこれが送られてくるのが若干不思議でしたが、これは美味しいので好きでした。3年くらい前に限定復刻版が出たのですが、美味しいわ懐かしいわで、思わす涙が出そうになりましたね(ちょっと嘘)。

 

ビフテキ

 

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僕は会食の場所に、かねてより憧れの「ステーキホリタン」を提案しました。そうです。このチャンスを逃せばそんな店に行けるはずもありません。

 


Holytan ホリタン新宿店

 

しかしジムモリソン男が「俺たちは良いけどおふくろさんを歌舞伎町まで歩かせるわけにはいかないだろ」と反対しました。

すると母親は言いました。

 

「じゃあ、そこのワシントンホテルでビフテキでも食べましょう」

 

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「ビフテキ!!」

 

僕とジムモリソン男は星野鉄郎的に驚きました。

 


青い地球(TVアニメ「銀河鉄道999」ED)

 

 

 新兼荘の新たな住人

 

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僕らは豪華なビフテキを食べながらジムモリソン男に

「お前も今日で新兼荘に居れるのは最後だからな。だから最後くらい泊って行けよ」

と言いました。そうです。もうあのかけがえのない新兼荘ともお別れなのです。

するとジムモリソン男は

 

「実はさ・・・俺はもう千葉の実家を出ようと思うんだよね。もう親と暮らすのはうんざりなんだよ。これからは一人暮らしして、バイトしながら代ゼミに行くつもり」

 

「へえ~、いよいよ家を出るんだ。大したもんだな」

 

「それで面倒だからツノダが出たらさ。俺が新兼荘に住もうかなって思ってるんだよ。だから後で不動産屋に連れて行ってくれ」

 

「!」

 

 

荷物の仕分け後に残ったもの

 

その後、僕らは母親と三人で大家さんに挨拶に行きました。そして新兼荘に続けて入りたい奴がいるとジムモリソン男を紹介しました。すると大家さんは

 

「不動産屋を通すと凄くお金がかかるから、2年契約だし、このままお友達が続けて住んでいいよ」

 

と、まさかの太っ腹ぶりを発揮してくれたのです。僕らは大喜びでその提案を受け入れました。

 

ーーーーーー

 

母親を新宿駅まで送り、新兼荘に帰った僕らは

 

「持っていくもの」
「部屋に残すもの」
「捨ててしまうもの」

 

という仕分け作業に組みました。
そして当然最後に残ったのは

 

『アリアス』

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『ヘルメス』

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『マルス』

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『ブルータス』お前もか!

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『セレネの馬頭』

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という、5つの大型石膏像でした。

 

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※次回 予備校編最終回※

 

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