ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【僕とミニバス6】団体競技の引退式

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僕がミニバスケットボールの世界にハマっていくお話の第6回です。

 

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1985年の放課後

中三の頃、水泳の大会を終えて、友人と二人で夕焼けに染まる校庭の方に歩いていきますと、校舎の隅の方にある部室 (という名の物置き) の前が、何やらとても騒がしいのです。

 

「どうしたものかね?」とそばに行ってみますと、校庭より少し小高いところにあるソフトボール部の部室 (という名の用具入れ) の前で、大勢の女の子が大号泣しているのです。

 

「うわわあわああああわあああ~ん!!」
「うわあああああわわわあああわああうあん!」

 

それは『神様が雨ごいの儀式と勘違いして夕立でも降らせるんじゃないか?』と思ってしまうほどのマジ大号泣でして、彼女たちは泣き崩れながらも誰かにすがっているのです。

 

3年生引退の日

 

その時に彼女たちがすがっていたのは、赤いユニフォームを着た5人の女の子でありました。その子たちは僕と同学年・・・どうやら僕は『ソフトボール部の3年生の引退の場』に出くわしてしまったのであります。

 

「もう泣かないで!」

「じゃあ頑張りなよ!」

 

そういうと三年生たちは立ち上がり、荷物を肩に担ぎ、泣き叫ぶ下級生とは裏腹に、聖母のような笑顔でその場を立ち去りました。強烈な夕焼けがその光景を染めています。まじカッコよすぎです。

 

「うええええええええーえええん! せんぱいいいいいいいーいっ!」「せんぱああああああああいいいいいーっ! うわああああああああん!!」

 

泣き叫ぶ下級生をバックに、こちらの方に歩いてきた三年生。僕らも思わず道を開けてしまいます。そしてすれ違う際に、僕はこれまでに一度も話した事がなかったキャプテンと目が合いました。照れくさそうに笑顔を見せたキャプテン・・・彼女にその場で「お疲れさま」とでも言えたらよかったのですが・・・当時の僕はなんとか笑顔を返すのが精いっぱいでした。

 


有名な「卒業」のカップリング曲です。タイトル通り「青春」感が満載です。

 

団体競技の引退式

いやはやほんと、僕も含めて、それはまったく「熱血青春スポ根ドラマ」そのままのような光景でありまして、その日の事は今でもはっきりと覚えているのですね。青春の1ページ。それでその時、まず最初に僕が思ったのは『キャプテン、実は結構かわいいな・・・ではなく、

 

『団体競技の引退式ってこんなにも熱いものなのか』

 

という事でした。僕は当時水泳部でしたので・・・水泳部って実にひっそりと競技生活を終えるんですね。夏の終わりの大会(これはレヴェル的に三年生しか出場できないので下級生は不在だった)が終わると、そのまま荷物持ち帰りで解散というあっけなさなんですな。これがまさに個人競技の宿命ってやつなのです。

だからソフトボールのように『後輩が泣き叫んで先輩にすがる』っていう光景は理解の範疇外だったのです。

 

そんなわけで僕は団体競技の本質を知らぬまま大人になり、親になり、そして「ミニバスの角パパ」になっていったのでした。

 

つづく・・・・って、今回ミニバスの話が皆無だったな・・・

 

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