ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【僕とミニバス11】全国レヴェルにまさかの展開

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僕が子供のミニバスに極端にハマっていく話ですね。

 

クジ運悪く「全国大会出場チーム”オニマツ”」と一回戦で当たることになったウチのチームですが、事前に「オニマツ対策練習」を徹底的に行って、いよいよ試合とあいなりました。

 

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具体的かつ細かい作戦

 

いよいよオニマツ戦がはじまりました。しつこいようですが超強豪戦です。そして試合にあたり事前にコーチからチームに出された指示というのは、あの「タッチの柏葉采配」かと思うほど、実に具体的かつ細かいものでした。

 

「11番はシュートを打つ際に必ずドリブルを一度両手でつくから、そこを下で奪え」「ライン側のドリブルにはダブルチームで襲ってくるが、ゴール横のスペースがガラ空きになるので、そこにルーズボールを放り込め」「8番は後ろからのファール癖があるので・・などなど

 

我が女子チームは、まるで任務を遂行するかのごとく、そのマニアックな「オニマツ対策」を実行していったのです。

 

試合はロースコアマッチに…

 

案の定、オニマツは何ともやりにくそうにしています。しかし、さすがに全国様でもあるのです。なかなかペースまでは握らせてくれません。双方決定打に欠き、無得点の時間がしばらく続きます。ロースコアマッチの予感プンプンです。

 

そんな中、オニマツベンチに目を向けますと・・・やはり強豪だけありまして、やたら選手数が多いのですね。ノッポからチビっ子まで、椅子いっぱいにずらりと並んでおります。そしてその前に仁王立ちしているのがオニコーチなわけですが・・・向いている方向が逆なのです。オニコーチは相変わらずコートに背を向け、自軍ベンチを怒鳴りまくっているのでした。

 

先制点ゲット!

均衡を破ったのはウチのチームでした。狙い通りファウルを獲得しフリースローです。副キャプテンが2本決めました。

 

そして一度均衡が崩れてしまうと、こちらの攻撃が面白いように決まっていきます。オニマツに立て直す隙を与えない間にどんどん得点が入っていき、いつの間にかこちらの10点リードになりました。この時点ですでにインクレディブル!まさに信じがたい事でした。

 

オニコーチにいらつく

 

さらにウチのチームはここぞとばかり攻め込んでいきます。正直、オニマツがタイムアウトを取ってもおかしくない展開になっていたのですが・・・しかしながらオニマツのオニコーチは試合をまともに見ようとしません。相変わらず自軍ベンチを睨みつけ、ノッシノッシと歩きつつ、唐突に

 

「なにしてるんだよ!ごらああああああ!!」

 

などと4番5番に叫んでいるのです。試合は完全に放置プレー状態でした。

僕はそれを見て頭に血が上ってきました。

 

『いくらなんでもひどすぎだろ!それにこっちに尻を向けっぱなしだなんて、実に失礼な話じゃないか!』

 

子飼いの男子に指示


僕は一緒に試合を観ていた男子チームの連中に指示を出しました。

「これからシュートが決まるたび、あのコーチに向けて『ナイシュー!』と叫んでやれ!シュートが決まらなければ『マイボール!』でも『ナイディー!』でも何でも構わん」

「そんなことしていいの?」
「かまわないよ。あいつをこっちに向かせるんだ」
「大丈夫かなあ?」
「大丈夫!むしろあっちがまともじゃないんだから」

 


心配そうなちびっ子をよそに、高学年の子たちはイタズラっけたっぷりの目をしてニヤニヤしています。

 

「それにあの人も後ろ向いてたら試合展開がわかんないだろ?むしろ親切心だよ」

 

その刹那、うちのチームのシュートが決まりました。

 

「ナイシューーーーーッ!」

 

僕らは手でメガホンを作り、オニコーチの背中に向けで大きな声で叫びました。さらにみんなで声合わせておかわりです。

 

「ナイシューーーーーーッ!」

 

 

 

脅威の31点リード

 

試合は第2クォーターに入りました。オニマツの4番5番はまだ試合に出してもらえません。引き続きベンチに座って怒鳴られまくっております。

 

コートでは全国大会出場チームを1回戦負け常連チームが一方的に攻めています。コートサイドではコーチが試合を見ずにベンチをどやしつけています。そしてその背中に、相手チームの応援団が楽しそうに叫んでいるのです。

その異常な光景にさすがに会場がざわついてきました

 

ビイイイイイイ―!

 

第2Qが終わりました。

 

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ハーフでスコアはなんと「31対0」。しかもウチのチームがリードです。有り得ない事態に会場のざわつきはマックスになっておりました。

 

 

まだわからない勝敗

 

普通、ミニバスにおいてハーフで31点差もついていたら、ほぼ御臨終状態なんですね。チーム北見ならメガネ先生に握手を求めるところです。森内九段なら「あ!負けました」と言うところです。

 

しかしながらこのケースは違っておりました。我々も・・・少なくとも保護者席の人間は、まだ誰一人として「勝てる」とは思っておりませんでした。

 

そうなのです。僕らがミニバスとオニマツの怖さを思い知ったのはこの直後、通称「魔の第3クォーター」でのことだったのです


つづく


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