ころまろ☆辛口エンタメ塾

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【テセウスの船】ディレクターズカット版 第10話(最終回)【家族パーティーが長めになっただけやん】感想

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動画配信サイトParaviで「テセウスの船 ディレクターズカット版」が配信されております。果たしてオンエア版とはどう変わっているのか?その第10話(最終話)の感想です。

 

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<最終話「過去を変えろ!黒幕との最後の対決」公式トレーラー>

駐在所のワープロから犯行日記が、庭から青酸カリが発見されて逮捕されてしまった文吾(鈴木亮平)。大きく揺れる心と家族。バラバラになってしまった家族は最大のピンチをどう乗り越えるのか……?

そして、事件の真相を追う心の元に黒幕から最後のメッセージが届く。それは、心に究極の選択を迫るものだった。過去を変えて家族の未来を救うため、心はある決意をする。やがて迎える黒幕との対峙。そこで事件のすべての真相が明らかにされる。心と家族の未来はどう変わるのか……?

 

最終話だけ少し長くなっていた

「ディレクターズカット版」と銘打っているのに、これまで視た第1話も第2話も第3話も第4話も第5話も第6話も第7話も第8話も9話も「オンエア版と全く同じ」でした。では第10話(最終話)はどうだったかというと・・・

これが少しだけ違っていました。

全体的には変わり映えしなかったのですが、最後の最後の家族の宴会シーンだけが少し長くなっていたのです。言うなれば

 

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整形前の鈴姉

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整形後の鈴姉くらいの違いでしょうか?

 

「全体を通してここだけの違い」だという事に驚くとともに、それを「ディレクターズカット版」と銘打ってしまう神経には、もう尋常じゃない疑問を感じますね。ほんと、目を皿のようにして違いを探した僕に謝れと言いたいですね。ぷんぷん!


もうどうにでもしてくれの超展開

 

とにもかくにも脚本のポンコツぶりが加速していましたね。



『誰が差し入れたか警察署も解らないという「サラダ記念日」「つみをみとめないと家族みな殺し」と脅迫文が仕込まれていて、それにビビった文吾さんが連続殺人を自供し家族とも縁を切ってしまう

・・・っていうね。もう本気でツッコむ気力すらなくなる超展開ですぜ。
ほんと視聴者を馬鹿にしているのかと小一時間説教したい気分ですよ。

そんなわけでそんな電波話には付き合っていられないので、ツッコミどころは一つだけにします。

サラダ記念日

 

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唐突に出てきた「サラダ記念日(1987年発売)」

 

 確かに超ベストセラーでしたが、あの内容で


「万葉集もなんのその、与謝野晶子以来の革命的情熱歌人誕生!」

っていうのは、大袈裟にもほどがあります。

そして今回、ドラマで取り上げられたことを作者の俵万智は喜んでいたようですが・・・やはり1989年には「サラダ記念日」はオワコンでしたよ。すっかり過去のものでした。

 

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その頃、文学の世界で空前のブームだったのは「吉本ばなな」の方でした。本当に圧倒的に売れていたので、時代性を考えるのなら絶対にこちらでしたね。まあ帯の小沢健二と違って、僕には彼女の良さがさっぱりわかりませんでしたが・・・。

 

みきおと金丸以外はポンコツばかり

しかしほんと、テセウスはポンコツのオンパレードです。ドラマ内で死んだ人たちに全員で詫びて欲しいレヴェルですよ。なんだか死ななくてよかった人が『ザ・ポンコツズ』のせいで結構死んでいる気がします。まあ翼なんかは自業自得ですが。

 

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監禁場所から何一つ手掛かりが見つけられなかったコヤブ刑事。9話から突然思わせぶりに登場したが、結果的にただの大ポンコツ。

 

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またしても文吾父さんに疑惑を持ってしまうダメ家族。

 

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文吾さんを犯人と決めつけ、心さんを全く怪しまない熊五郎。

 

 

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そして、さつき先生に見事にコテンパンにされる我らが心さん。

 

キングオブポンコツは文吾父さんで確定

 

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文吾さんに差出人不明の差し入れが…って、どんなにテキトーな警察署だよ!

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サラダ記念日の 内容の無さに メッセージに驚愕する文吾さん。

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それでいきなり犯行を認め、家族と縁切寺ですよ。あなた正気ですか?

 

 

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文吾さんのポンコツせいでイジメに合う姉妹!

いわばもらい事故でさんざんです。そしてあっさり教育放棄する宮城県教育委員会。コヤブ県警と共に解散しろ!

 

 

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みきおさん>>超えられない壁>>>心さん

 

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学校に心さんを呼び出すみきおさん!千両役者登場!

 

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「心先生にだけわかるスペシャルメッセージだよ~」いやはや素晴らしすぎます。何という頭の良い子でしょう!

 

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「共犯者を教えろ!」と凄む心さんに対し、みきおさん「ド正論」です。

「そんなの自分で探しなよ。お父さんを助けたいんでしょ?」

 

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「心先生にもたまには役に立ってもらうよ!THE END!」

 

ボイレコに自白を録音し、青酸カリで自ら事件に幕引くみきおさん。

 

原作にボイレコは登場しませんが、これをタイムスリップさせたアイディアは良かったと思います。

 

みきおさんのおかげです

ボイレコの使い方を褒めたのも束の間・・・

ボイレコを聴いて「みきお」が犯人だとあっさり納得する刑事二人…って、ボイレコの存在そのものに疑問は持たないのか? 証拠を押収しないのか? これまでの経過から無理やり言わせた可能性は考えないのか? そもそも心さん、カセットテープに録音して持っていくくらいの知恵を持てよ!

 

と、土砂降りのようなツッコミが沸き上がります。

 

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あっさり納得し、コヤブ刑事は退場・・って、あなたは何の為に出てきたの?

 

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心さんに感謝する文吾さん。ここで感謝するのはみきおさんにでしょ!

 

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勝手な自白を謝罪する文吾さん。普通に一生許さなくていいレヴェルです。

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心さんごときに褒められ涙する文吾さん。やはりキングオブポンコツです。

 

黒幕登場!

 

黒幕のマサシが滅茶苦茶なこじつけとともに登場!

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うーん、「みきおさんのパートナー」というには物足りなさ過ぎるツラですな。

 

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せっかく話がまとまりかけたところに、心さんがタイミング悪く登場!

 

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案の定もみ合って、誰かにナイフが突き刺さります!(うん知ってた)

 

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心さん御臨終・・・

 

 

30年後、入れ替わった未来

 

30年後、さつき先生とカフェを開いていたみきおさん。青酸カリを二回飲んで生き延びた不死身のイケメンです。忌々しい事件の事などすっかり忘れて更生しております。これからの人生も幸せでありますように・・・って、それでいいんかい!

 

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インスタ映えする「いも羊羹」は女子に大人気。おそらく特別なレシピです。

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一方佐野家は由紀の妊娠報告。みなさんカニを前に幸せそうです。

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文吾さん、孫の名前に「未来(みく)」を提案。例のタイムカプセルの家系図からですね。


この僕ですら少しグッとくるシーンでした。

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乾杯で大団円。物語はここで終了。

 

感想

単純にラストだけなら、原作と比べて、僕はこちらの方が良いと思いました。みきおは色々アレだけど、まあハッピーエンドというのは良いものだと思いました。


「何か未来が入れ替わってしまった感もあるけど、結果的に前より幸せならいいでしょ!」

という感じで。死んだ人?そんなの忘れました。

話はツッコミどころは満載でしたね。「原作と違う犯人だなんて無茶言うな!」と脚本家は言いたかったでしょうが・・・それでも、この話にはあまりにも杜撰な個所が多くて、僕はちょっと呆れてしまいました。

でもそれを差し引いても、とても魅力がある作品だったなと思いました。視聴率が尻上がりだったのも解りますね。あのポンコツ親子を見守っているうちに、何だかみんなで二人を育てているような変な保護者意識が芽生えてくるというはなしでして・・・。

そしてみきおさんのヒールっぷりもさすがでした。

それゆえ、みきおさんがほぼ登場しない9話はきつかったですね。

 

はい。そんな感じです。 

 

 

皆様、次は原作も読んでみましょう!

 



「テセウスの船」ドラマ版は動画配信サイトParaviで全話視聴可能です。

通常版とディレクターズカット版は最終回だけ違いますので、最終話はディレクターズカット版を見る事がお勧めです。無料期間が一か月もありますから、是非ご覧になってくださいね。



 

 

ではまた!
 

 

www.koromaro.com

 

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