ころまろ☆昭和45年男

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【僕とミニバス13】全国レヴェルの猛反撃と役立たずの娘

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僕が子供のミニバスに極端にハマっていく話ですね。

 

クジ運悪く「全国大会出場チーム”オニマツ”」と一回戦で当たることになったウチのチームですが、対策の成果とオニマツの不可解采配もあり、ハーフタイムまでに大量のリードを得ました。しかしながら手駒が手薄なウチのチームにとって、第3クウォーターは魔の時間だったのです。

 

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鬼コーチ動く!

 

いよいよ3クォーター開始です。時計の針は12時を回り、7月の体育館は蒸し風呂状態になって来ました。精神的にも体力的にも、そして人員的にもキツイ時間帯の始まりです。

 

2Qまでずっと後ろを向いていたオニマツのオニコーチは、ここに来て遂にコート側に向き直り、大きな声で指示(という名の怒号)を始めました。そしてそれは流石と言うべきか・・・事前に研究していたオニマツの癖というものは、その都度オニコーチに補正されてしまい、次第にこちらの攻撃が手詰まりになってきたのです。

 

何もできない娘

 

そして僕の娘といえば・・・味方がピンチの最中だというのに、ただ闇雲にサイドライン沿いをダッシュしているのです。それにマンツーマンディフェンスでついているオニマツの子(娘の実力の無さにまだ気がついていない)は、行ったり来たり忙しく食らいついていっています。まるでシャトルラン状態。ゴール下で必死に競合いをしている他の8人をよそに、2人は何だか全く別の争いをしているようでした。

 

『鬼ごっこじゃあるまいし、言わんこっちゃないよ。そもそも公式戦なんか出たことがないのに、何もこんな局面で出さなくても・・・』

 

この試合に入れ込みまくっていた僕は、戦前に何十回も対オニマツのシミュレーションを自分なりにしていたのですが・・・この娘の抜擢というのは本当に想定外でありまして、「橋本8段に想定外のニ歩を打ち込まれた行方8段」のような心境で頭を抱えていたのです。※ 参考映像↓

 


[超絶爆笑]橋本崇載8段 NHK杯でまさかの二歩(笑)

 

オニマツ怒涛の猛反撃!

 

そんな最中、ついにオニマツのゴールが決まりました。この試合のオニマツの初得点です。そして第1Qのうちのチームが如く、オニマツは嵩にかかって攻めてきました。何とか耐えていた(娘以外の)ウチのメンバーですが、ダムが決壊するかの如く守備が綻び始め、オニマツに連続ゴールを決められるようになってしまいました。4本決められたところで、たまらずタイムアウトです。

 

「ユウナが出てきたら途端に弱くなったね」

 

さすがは小学生男子。ど直球な感想です。

 

「あいつ、一回もボール触ってないしな(苛)」

 

僕も直球で返します。

 

オニマツ「ファウル上等!」状態に

 

灼熱の体育館。両ベンチは作戦会議です。オニマツベンチのオニコーチの怒声が体育館中に響き渡ります。そして試合再開。試合前に

 

『確実性を重んじるオニマツは外からロングシュートを打ってこない』

 

という分析をしていたウチのチームは、ゴール下をゾーンディフェンスで固めて守り、深追いをしておりませんでした。それゆえ攻勢の割に、オニマツにはあまり得点が入っていなかったのです。しかしながらこのタイムアウトを期に、オニマツは「あたり」を激しくしてゾーンの突破を図ってきました。要は『ファウル上等』というやつです。次第にうちの子供たちが転ばされるようになってきました。

 

「おのれ!卑怯なり オニマツめ!」

 

と僕が苛立っているうちに、オニマツのファウル数が5になりました。

 

 

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フリースローが入らない

 

バスケには 

 

『1Q内のチームファウル数が5になると、被ファウル選手にフリースローが2回与えられる』

 

というルールがあるのです。それゆえ、その後はオニマツがファウルするたびに、うちのチームはどんどんフリースローをもらったのですが・・・・これがなかなか成功しないのです。「フリースローの失敗は相手の元気の基」ですから、なかなか流れが変わってくれません。

 

 

オニマツ4番5番の涙

 

試合は消耗戦になってきました。ウチのチームもオニマツも次第に疲労が色濃く出てきておりました。控えの選手が一生懸命声を出してフィールドプレーヤーを鼓舞しております。そして点が入らず「ナイシュー!」を言う機会が無い僕らも、しつこくオニコーチに向けて「マイボー!」とか「ナイディー」と叫んでいたのです。

 

そんな中、オニマツベンチの4番5番をふと見ますと、二人は涙をぬぐいながら仲間の応援をしているのです。オニコーチに怒鳴られているときには泣かなかった二人ですが、その涙というのは、奮闘する仲間たちへの思いの証であり、さらには試合に出ることのできない自分たちへの苛立ちの証でもあったのでしょう。

 

時間が経つにつれて地力に勝るオニマツがさらに有利になってきました。ウチのチームは自陣から出れないという、俗に言う「貼り付け」状態になっていきました。オニマツにまた点がどんどん入り始めます。「このクォーター長くない?」とママさんたちからも弱音が出始めました。

 

 

カウンター発動!そして娘のシュート!

 

「なんとか流れを変えるシュートを一本・・・」

 

と、みんなが願っていた刹那、ようやくマイボールが繋がりました。そして久々に敵陣を見ますと、そこにはウチの娘がドフリーで立っていたのでした。マンツーマンでついていたはずのオニマツの子は戻り切れておりません。そうです。あの闇雲なダッシュはこの瞬間のためにあったのでした。

 

味方のモエがディフェンスをひきつけ、これ以上にないナイスパスを通します。それをしっかりキャッチした娘が、斜め45度の理想の位置からゴールに向かって突進していきました。そこへなんとか追いついた相手がファウル気味にとびかかります

 

 

このとき僕は試合を見るのに集中しすぎていて、たぶん僕自身が「ゾーン」に入っていたのだと思います。この一連の動きが本当にスローモーションに見えていたのです

 

『ピ―――――――ッ!』

 

審判が笛を吹くのと同時に娘と相手はぶつかり、そのシュートはゴールから外れました。上手くいけばバスケットカウント(3点プレイ)のはずが・・・結果は娘のトラベリング=フリースローすら無しよです。得点を確信していたモエも、その後ろの味方ベンチも仰け反っております。

 

なんというかこれはもう「ワールドカップドイツ大会での柳沢敦のQBK」状態ですね。外す方が難しいという・・・クラニチャル監督もびっくりの外しっぷりです。

 


柳沢敦伝説 ~henagi~ QBK

 

そしてウチの娘がボールに触れたのは、このプレイのみに終わってしまったのでした。はい。

遂に逆転の射程圏内に・・・

 

そんなこんなで流れは変わることなく3Qも終了しました・・・いや「終了してくれた」と言った方が正しい感じでしたね。結局、あれだけフリースローを取ったのに、ウチのチームはたったの2点 (フリースロー得点のみ)で終わってしまいました。

 

対するオニマツは17点の猛攻です。3Qの始まりには31点差あったのに一気に15点に差が縮まってしまいました。

 

そんなわけで最終Qを前に、オニマツはウチのチームを遂に射程圏内に捉えたのです。

 

つづく


 

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