ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【僕とミニバス19】ライバル校の因縁対決の審判になってしまった

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ここは僕が子供のミニバスに極端にハマっていく過程を紹介するカテゴリイで、現在は僕が「バスケットボール審判講習会」に間違って参加して、相当ヒドイ目にあったという話をしております。

 

 

頼りない相棒


そんなわけで「ミニバスケット審判初心者講習」に参加したつもりが、うっかり勘違いで、いきなり「高校のバスケの練習試合の審判」をすることになってしまった僕です。予期せぬ事態。不測の事態。まさに寝耳に水です。

審判は二人制でしたので、こうなると一緒に審判をする人が頼りだったのですが・・・これがとてもおとなしい感じの女性でして「私もあまり経験が無くて・・・ここはもう静かにしてますから、ころまろさん、どうぞ・・・」というような人だったのです。

まあ普通なら合点承知の助なのですが、しかしながらこの緊急事態に、こんな「三歩下がって影を踏まない淑女」タイプの人は無用なのです。ここで僕を救えるのは、あの高嶋ちさ子のような「アタシがルール」的に強引に男を振り回す「理不尽女王様」なのでした。

 


高嶋ちさ子 with Super Cellists テレワーク「エンターテナー」弾いてみた


『お前はアタシのいう事を聞いていればいいんだよ!』『はい女王様。どうか私めを踏んずけてください』

 

なんて妄想しているうちに一分前になってしまいました。これまで数々の窮地をハッタリで逃げ出してきた僕ですが、さすがにもう逃げ場はありません。僕は21世紀で一番悲壮な覚悟を決めてセンターサークルに立ちました。

 

因縁のライバル対決

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それで僕が担当する試合はライバル高校同士の対決で、これが絵にかいたような好対照なチームだったのです。イケメンが揃った赤いチームは、顔だけじゃなく、頭も育ちも良さそうでありまして、部員も椅子が足りないほど多数でした。そしてその周りを4人もいる女子マネージャーが甲斐甲斐しく動いております。

そして一方の緑のチームは、あの「照英」にそっくりな4番が率いる野武士のような少人数チームだったのです。きっと偏差値はイケメンチームの半分程度でしょう。さらに選手はピッタリの5人しかおらず、他には「女&女の子のような男子マネージャー」がいるというね。なかなか個性的なチームだったのです。

そしてただの練習試合と言うには、なんだか妙に盛り上がっているのです。こぼれ聞こえる会話から解ったのは

 

「少し前に公式戦で対戦して僅差でイケメンチームが勝った」「野武士チームはこの試合でのリベンジに燃えている」

 

という事でした。全くもってなんて勝手な若者たちなのでしょう。大人の事情ってものが解らないのでしょうか?そんな遺恨なんてものには僕はとても付き合いきれません・・・しかしながら、どんなに理屈で否定しようにも、僕はもう「鼻息荒い照英」と、それを「冷淡に見下ろすイケメン」の間にはさまれ、トスアップしなければいけない立場なのでした。

 

『もうどうにでもなれー』

 

と、僕が少し斜めに空中に放ったボールを「ここで会ったが百年目」とばかり照英が思いっきり叩き落して、いよいよ試合が始まってしまいました。

 

 

審判いらずの序盤戦


さあ試合開始です。しかしながら細かい事は全く分かっていません。そもそも『試合の開始&終了』の定義そのものすら、僕はよく解っていなかったのです。見切り発車にもほどがあるというものですね。はい。

そして試合は見たまんまの予想通り『照英の個人技VSイケメンチームの組織力』で進んでいきました。ガツガツ切り込んでいって泥臭く得点を重ねる照英チームに対し、イケメンチームの方はといえば、これがもう絵にかいたような速攻で一瞬で点を返していくという展開だったのですね。

そんな両チームのスピードたるや半端なく、僕は『アウトバーンにうっかり侵入してしまった大森の爺っさまの軽トラ』『ポケットに置き去りのまま全自動洗濯機に紛れ込んでしまったiPodシャッフル』『悪代官に帯を引っ張られぐるぐる回るお戯れ小娘』のように、まさに成す術無く、成すがままに身を任せておりました。

ライバルチーム対決。照英もイケメンも一歩も譲りません。行ったり来たりの攻守の入れ替わりが激しさのなか、なんちゃって審判として付いていくのがやっとの僕でしたが・・・しかしながらそうであるがゆえこの試合、ボールが外に出たり、あからさまな違反やファールというものは殆どなかったのです。とりあえず審判いらずの展開が続いてくれました。正にビバヤング!全くもってありがたいものです。

 

初のジャッジ


少し落ち着いた僕は「そういえば教官はいつ来るんだ?」と周りを見回してみました。すると教官たちは2面ある体育館の正反対の壁際で、黒板に楽しそうに何かを描いたり消したりしていたのです。男女混合。正に和気あいあいという雰囲気ですね。これが終わったら飲みに行くのでしょう。楽しそうですね。

「てめえら人の苦労も知りやがらねえで!まとめてぬっころす!」 

と僕が思った瞬間、シーソーゲームに苛立った照英が、正に絵にかいたようなバックチャージをかましてくれました。突き飛ばされつつも踏みとどまるイケメン。やはりただの優男ではありません。

「いけねいけね、つい熱くなっちまった。メンゴメンゴ!」と照英がイケメンに向かって手を挙げました。イケメンも穏やかな表情を浮かべます。正に男のロマンですな・・・が、しかし何故か笛は鳴りません。その場にいた全員の頭の中に「?」が浮かびます。

 

「いけねいけね、つい見入っちゃいました。メンゴメンゴ!」

 

僕は慌てて「白、4番、プッシング ツースロー」とコールしてから笛を吹きました。

『ピュ~ ~』

ダイソーで買ったブルーのホイッスルが頼りなく反則を告げます。順番なんてこの際どうでもいいのです。とにかく時が流れてくれればそれでいいのです。男のロマンなんて昭和に置き去りにしてきてほしいものです。

 

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イケメンがフリースローを二本決めて試合再開。第一ピリオドも残りわずかになってくれました。しかしながらそこで僕は照英の異変に気が付いたのです。

 

つづく

 

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