ころまろ☆辛口エンタメ塾

毒舌ネットコメンテーターのサブカル話。たまに愛。

【僕とミニバス20】怪我人発生!どうするエセ審判

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ここは僕が子供のミニバスに極端にハマっていく過程を紹介するカテゴリイで、現在は僕が「バスケットボール審判講習会」に間違って参加して、相当ヒドイ目にあったという話をしております。

 

※ここまでのあらすじ※

間違って上級者向けの「審判講習会」に参加してしまった僕は、トップバッターで「ライバル高校同士の因縁対決」の審判をすることになってしまいました。混乱する僕をよそに試合はどんどんヒートアップしていきました。

 

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おかしい照英と変な色気の女性審判

 

序盤から飛ばしまくっていた照英ですが、1ピリオド終了間際になると、急に動きが鈍くなりました。僕はそれを見て

「これだから筋肉脳は困るね。ペース配分くらいしろよ」

と思ったのですが、どうやら様子がおかしいのです。照英はなんだか左足をかばっているような動きなのでした。

ビーッ!

1ピリ終了のブザーが鳴り選手はベンチに戻っていきました。ボールごとコートに置いてけぼりにされた僕が「それで俺はどこに戻ればいいのかね?」と思っていますと、ペアを組んでいた女性審判がそばに寄ってきました。

信じがたい事に・・・僕はその時、久々に彼女の存在を思い出したのです。この人は自分の存在を隠すのがなんて上手いのでしょうか?もはやカメレオンとかナナフシとかヴェルーシュカのレヴェルです。

 

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そして彼女は

「もう・・・高校生男子は凄くて・・・わたしはいっぱいいっぱいで・・・ごめんなさい・・・無理です・・・」

と、なんだかいちいちタメて話すのです。それはもはやコートのフランス書院とでもいうべきでしょうか?まあそれは置いておいて、僕はこの人が照英たちをコントロールするのは、本人の言葉通りに無理だろうなと思いました。はい。とはいえ、そう納得してしまうと僕がそれをやらなければいけないわけですね。全くもってパラドックス。そんなのは男女共同参画的に理不尽な話です。

 

照英負傷!

 

そんな中、両チームのベンチを見ますと、まずイケメンチームですが、みんな黙々と体力回復に努めています。女子マネ達もテキパキと動いております。その真ん中でドカッと座っているのは40代半ばくらいの大柄な男性コーチです。無口でデカくて怖くて偉そうなタイプ。まあ典型的な「強いチームのコーチ」という感じですね。間違いなく人を顎と指で使うタイプで、要するに僕の一番嫌いな種類の人間でした。

 

一方の照英チームのコーチはと言いますと、これが20代半ばくらいのひょろっとしたメガネ君でありまして、全く貫禄がありません。照英たちも完全にタメ口で接しております。メガネコーチはコールドスプレーで照英の膝を冷やしてあげながら「大丈夫か?無理するなよ」と声をかけておりました。

「で―じょうぶ!で―じょうぶ!」

と言いながら、ぜんぜんで―じょうぶそうではない照英。そんな彼を見つめながら、女の子と、女の子のような男の子のマネージャー二人が心配そうにウチワを仰いでおります。そしたさらにその周りを4人のチームメイトが囲っていたのです。「自然と人の輪の中心にいる人間」というのは英雄の条件ですが、照英からはすでにそういうカリスマ性が感じられましたね。

「青ボールで試合再開です!」

僕の言葉にはじかれるようにコートに飛び出す両チーム。運命の2ピリが始まりました。

 

ロースコアマッチの様相 

 

ノーガードの打ち合いだった1ピリとは一変して、2ピリはじっくりとボールを回す展開になりました。まあ照英のチームは彼の足の状態を考慮しての事なのでしょうが、それに対するイケメンチームの方も、得意の速攻を捨てて、じっくりとした試合展開に付き合っている感じになっておりました。

しかしながら、両チームが24秒ギリギリまで使い切る展開というのは「タイムオーバーした際の対処が全くのうろ覚え」であった僕にとっては、まさにタイムショック並にドキドキの展開なのでありました。

 


タイムショック1978チャンピオン大会

 

24秒計が一桁になるごとに、僕は

 
『とにかく入れてくれ!せめて枠に当ててくれ!』

 

と祈りつづけておりました。それに応えて照英とイケメンがミドルシュートを交互に放ちます。僕の望み通り枠にはあたりますが、なかなか得点は入りません。

 

わがままな照英

 

試合はジリジリしたロースコアマッチの様相になってきました。すると案の定というか、単細胞のサガといいますか、業を煮やした照英は強引にエリア内に侵入を試みます。そしてシュート体勢・・・が、そこに待ってましたと立ちふさがるのは、やっぱりイケメンの4番です。

 

ピー!

 

僕にでもわかるトラベリングです。僕は「どうだ!照英!」と、ここぞとばかり腕をぐるぐる回してやりました。すると照英は「ああ、チクショーッ!」と暴言を吐いたのです。それを聞き逃す僕ではありません。それで大森の田舎議会のあんぽんたん議長のように

「ちみちみ、審判さんに暴言はよぐないねえ。テクヌカルファウルを取るんだない」

と、告げようとしたのですが・・・よく見れば照英は僕にではなく、自分の足に向かって怒っていたのです。そして今度は1ピリと違ってあからさまに痛そうな状況です。メガネコーチが慌ててタイムアウトを取りました。照英は仲間の肩を借りてベンチに戻ります。

 

「もう無理だろう。フェミ男と交替しよう」

 

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メガネコーチはそう言って、反対側の得点版にいる女の子みたいな男マネージャーに手招きをしました。それに気がついたフェミ男は腰をくねらせて嫌々しています。

 

「はあ?冗談じゃないよ!あいつに出来るかっての!」

 

照英は口答えします。仲間もそれに同調します。

 

「あいつじゃ試合を棄てるのと一緒だよ」
「照英は動かなくてもパスを回してくれればいいよ」
「大丈夫!出来る出来る!こいつはゴリラだから」

「そうそう!俺はやれる!行くぞ!」

 

照英はそういうと、困惑するメガネコーチを振り払ってコートに戻ってしまいました。

つづく

 

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