平成の名曲ランキング。今日はM-floの新時代の名曲です。
13位 『come again』m-flo 平成13年
いまだにその先進性が評価されているm-floの名曲「COME AGAIN」。
2020年5月13日に発売される90年代リバイバルのコンピレーションアルバム「avex revival trax」にも、今話題の安斉かれんさんのカヴァーバージョンが収録されています。
avex revival trax - ORIGINAL & REVIVAL -
いやはや、曲だけではなくPVまで再現しているのは凄いですね(1:04から)。
今日はこの曲が発売された2000~2001年の頃を思い出していきたいと思っています。
インターナショナルスクールでの出会い
m-floは「インターナショナル・スクールのクラスメート」として出会ったVERBALさんと☆Takuさんが結成したしたユニットがおおもとになっています。その後、インディーズレーベルに在籍中に、LISAさんをゲストボーカルとして制作した「been so long」という曲が、音楽関係者の間で大評判をよび、そこから彼らは一気にスターダムを駆け上がっていきました。
改めていい曲ですね。イントロも美しい。
楽曲の普遍性
20世紀の1月に発売された「come again」。いまこの曲のPVを視ると、そこに映し出されている物事の殆どが、今はもう廃れてしまっている事に驚きます。クラブ文化、フリンジマフラー、フェイクレザージャケット、同潤会アパート、アンテナ付き携帯電話・・
↓「m-flo♪」公式Youtubeより
でも曲は普遍的ですね。コロマロはこの曲を初めて聞いた時から、たぶんそうなるだろうなと思ってましたけど・・・あれから20年近くたった今聴いてもやっぱりそうでした。あの不確実な「世紀跨ぎの時期」というものを確実に切り取りつつも、時代を超えて今も普遍的であるという・・・これはもう凄い曲だなと感じてます。
空想と違った21世紀
平成13年は2001年で西暦的には21世紀の始まりの年でありました。
しかしながら21世紀の華々しい幕開けと言っても、それは「デロリアンが宙を舞う」わけでも「イルカが地上に攻めてくる」わけでも「全面核戦争で人類が滅亡」しているわけでもなく、なんだか普通のニューイヤーとさほど変わり映えのない、意外に地味な年明けだったのです。
そして世代的に「科学少年」であり、さらには「ドラえもん」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で育ってきたコロマロにとっては、そんななんとも地味な新世紀というもの対して、かなりの失望を感じざるを得なかったというか・・・これは夢に描いていた21世紀なのか・・・という、まあそんな感じですね。
まあこんな未来は未来で大変だったと思うけど
暗い事件
思えば前年に「ミレニアム+2000年問題」があったので、世紀跨ぎのお祭りムードが分散された感じもあったのですね。さらには、こと日本においては、2000年の大みそかに発覚した「世田谷一家惨殺事件」というものありました。それにより「お祭り騒ぎ」よりも「暗い事件」というものに、人々の気持ちが大きく持っていかれていた印象もありました。事件のあまりの陰惨さと薄気味の悪さに、みんなどうにもこうにも浮かれ気分になれなかったという新世紀の始まり・・・事件はいまだ未解決ですしね。
コメント
コメントを投稿