今日は大物アーティストの最大のヒット曲でありながら、あの日以来、封印されているあの曲です。
5位 『TSUNAMI』サザンオールスターズ 平成12年
サザンオールスターズの「TSUNAMI」は、平成を代表する曲でありながら、東日本大震災以降はタブー化されている曲です。
実際に「過去ランキング番組」などでこの曲が紹介される場合は「曲名はテロップのみでアナウンスしない」&「歌詞にTSUNAMIがない部分だけオンエア」という事が、テレビ局において長い期間徹底されておりました。
ただそれは自主的なものであり、いわゆる「放送禁止楽曲」というわけではないのです。ですので震災後でも、公共の電波において何度かこの曲が流されたことがあります。
コロマロも大和田新さんのラジオを福島在住の頃によく聴いておりました。
桑田さん本人はというと
「空気を読んだわけではないが、被災された方や遺族の中にはファンもいたからこの曲を歌うモチベーションにはつながらなかった」「いつか(東日本大震災の)悲しみの記憶が薄れてこの曲を歌ってくれという声があれば、復興の象徴として歌える日がきたらいいと思っている」
という理由で、ここまで歌唱を封印しているのです(2020年1月現在)。
「さよならベイビー」にそっくり
名曲の誉れ高いこの曲ですが、最初に聞いた時に僕は
「サザンの『さよならベイビー』そのまんまじゃん」
と思ったものでした。
サビを並べてみますと
♪泣いたりしないで~ 大人になれない~(さよならベイビー)
♪人は涙見せずに~ 大人になれない~(TSUNAMI)
というね・・・もう歌詞もメロディーもそっくりという大胆さです。まあ自分を自分でパクっているだけに、誰からも訴えられることはないでしょうけど・・・しかしまあという話ですね。
実は桑田さんはこの時期に様々な面においてスランプだったそうです。当然、曲作りも上手くいかず、途方に暮れて湘南海岸に座って海を見ていた時に、サビのフレーズが頭に浮かんだそうです。
結果的にダブルミリオンという、数あるサザンのヒット曲の中で最大の売り上げを誇る曲となりました。
紅白での歌唱はあるのか?
2018年になり、TSUNAMIについて動きがありました。それは桑田さん本人が同曲を、自らのラジオ番組で、東日本大震災以後初めてオンエアしたのです。さらにその流れの中で、同年の紅白にサザンがサプライズで登場することになりましたが、そこでの演奏曲が「調整中」となかなか発表されなかったのです。それでコロマロも
「平成最後の紅白で、いよいよTSUNAMIを解禁するんだな」
と確信したものですが・・・
その後、年末ギリギリのところで「インドネシア地震」による「津波の大被害」が発生したという・・・なんというタイミングか・・・これはもう自粛で仕方なかったですね。結局演奏されたのは「希望の轍」と「勝手にシンドバッド」でありました。
↑まあ結果オーライというか、これはこれで盛り上がりましたね↑
果たして次はあるのでしょうか?
注目したいところです。
コメント
コメントを投稿