近年はイベントプロデューサーとしても冴えわたっている椎名林檎さんの人気曲です。
「長く短い祭」 椎名林檎
椎名林檎さんが2015年に発表した15枚目のシングルで、よろずごとの旬の短さを憂う曲です。浮雲ことギタリストの長岡亮介さんとのデュエットナンバーで、ブラスバンドの演奏にボコーダーを用いたボーカルトラックが重なるという、なかなか斬新なアレンジとなっております。日本語の古風な言い回しを上手に取り込んだ歌詞とのマッチングも素晴らしいですね。
僕は正直、椎名林檎さんって昔は好きじゃなかったのです。やっていることが狙いすぎというか…当時から個性的だと評価されていたビジュアルなんかも、僕は「ナーズ服」とか着て歌っているのを見て「なんだかなあ」と思っていました。
僕がそんな彼女をかっこいいなと思うようになったのは、2010年代入ってからです。何というか「やっていることに年齢が追いついた」という感じがしたのです。そこからはかなりのファンになっております。
さてさて、曲の話に戻りますが…この曲のPVは実に強烈でして、たぶん地上波ではオンエア出来ないんじゃないかなというレヴェルです。これを視ると
『悲しくて死にたくなり、どうしたら好きでいてくれるか考えた。一緒にいるためには殺すしかないと思ったので殺そうと思った。死んでくれたら「好き」「一緒にいよう」という言葉が現実になると思った』
という、少し前の「ホスト殺人未遂事件」を思い出しますね。このぞぞっとくる感じが夏にピッタリとまでいってしまうと、やはり言いすぎでしょうけど。
夏歌集
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