「ラヴィアンローズ」吉川晃司
吉川晃司さんが1984年にリリースしたサードシングルで、35年以上の時を経た今でも、大変人気のある曲です。これは詩も曲も良いですが、アレンジにも永年性がありますよね。担当したのは名アレンジャーの故大村雅朗です。
曲については、もともと大澤誉志幸さんが自分用に作った楽曲でしたが、アルバム作りにもたついている間に、吉川さん(同じ事務所)のサードシングルとしてリリースされてしまったそうです。それで詞を付けたのは当時売れっ子だった売野雅勇さんで、大澤さんはその出来の良さに感心したそうです。
それで大澤さんは吉川さんに曲が渡ってしまったことを、未だにその事を悔やんでいるとの事ですが…もし吉川さんに曲を譲らず、大澤さんのアルバムに入っていたとしたら、おそらくそこで詞を担当したであろう銀色夏生さんがこの曲にどんな詞を書いたのか結構気になりますね。
↓ちなみに大澤版はこちら↓ 大人感が素敵です。
1984年夏。
当時、僕は水泳部で頑張っていた頃なので、これを聴くと福島一中のプールサイドでFMステーションを読みながら(当時の福島はNHKのFMしか無かったのに)、La vie en roseしていた事を思い出します。
水泳ではバタフライをやっておりました。「バタフライは女にもてるんだ」という先輩の言葉を鵜呑みにしたのです。そうです。一中水泳部はバタフライの人材不足だったのですな。まあ要はまんまと騙されたわけなのですが・・・
でもバタフライってやっぱり侮れなくて、これは『バック転』と同様に、僕の人生を、ほんの少しだけ薔薇色にしてくれた気がしますね。
夏歌集
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